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Microsoft、前ビルドの問題を改善した「Windows 10 Insider Preview」Build 14251
今後はPC版とモバイル版の「Insider Preview」ビルドを一致させる方針
(2016/1/28 16:13)
米Microsoft Corporationは27日(現地時間)、Windows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 14251を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。
今回のアップデートではビルドナンバーが前回の“11102”から“14251”へと大幅にジャンプアップされているが、これはモバイル版「Insider Preview」とビルドを合わせるための布石で、機能面で大きな変更はない。これまでWindows 10のPC版とモバイル版ではコードに差異があったが、PC版のビルドがモバイル版のビルドに追いつく形で統一されるという。
なお、今回のビルドではBuild 11102に存在した、グラフィックス周りの不具合でゲームアプリがクラッシュする問題や、「ナレーター」「拡大鏡」およびサードパーティ製の支援ツールが正常に動作しない問題が改善された。また、DPIが175%に設定されている場合に「エクスプローラー」が頻繁にクラッシュする問題も修正されている。
ただし、ログイン直後に“WSClient.dll”のエラーダイアログが表示される、[接続]ボタンがアクションセンターに表示されない、メモリ管理処理の変更によりアプリケーションが定期的にクラッシュする、F12開発者ツールが「Microsoft Edge」にロードされないなどの既知の不具合があるので注意。“Fast”リングに提供される「Insider Preview」は社内ビルドに近いものとなっており、今後も細かい不具合の発生が予想されるため、より安定したプレビュービルドを入手したい場合は、アップデートのレベルを“Slow”に切り替えることが推奨されている。