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シェル統合型「Git」クライアント「TortoiseGit」がv2.0.0に

「Git for Windows」v1.9.5以降が必要に

「TortoiseGit」v2.0.0
エクスプローラーへ統合されており、フォルダーの右クリックメニューなどから「Git」の操作が行える

 分散型バージョン管理システム「Git」のGUIクライアント「TortoiseGit」の最新版v2.0.0が、2月29日に公開された。64bit版を含むWindows Vista以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「TortoiseGit」は、シェル拡張として実装されたオープンソースの「Git」クライアント。ライセンスはGPL。ベースとなっている「Subversion」クライアント「TortoiseSVN」と同様、エクスプローラーへ統合されており、フォルダーの右クリックメニューなどからコミット、ログの表示、Diff表示、ブランチやタグの作成、パッチの作成といった「Git」の操作が行えるのが最大の特徴だ。

 今回のアップデートは、2013年1月にリリースされたv1.8.0.0以来となるメジャーバージョンアップで、さまざまな改善と不具合の修正が行われている。また、本バージョンからは別途「Git for Windows」v1.9.5以降が必要となる。

 なお、本バージョンではバージョンのナンバリングルールも変更されている。今後はバージョンを“X.Y.Z”の形式で表し、メジャーバージョンごとに“X”をインクリメントするとのこと。それぞれの安定リリースは“Y”で表され、“Z”が“0”でないバージョンはプレビューリリースという扱いとなる。

ソフトウェア情報

「TortoiseGit」
【著作権者】
TortoiseGit and contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.0(16/02/29)

(樽井 秀人)