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「.NET Framework 4.6.2 Preview」が公開。デスクトップアプリのUWP変換をサポート

“ClickOnce”や暗号化関連APIの強化、WPFの“Per-Monitor DPI”対応も

「Microsoft .NET Framework 4.6.2 Preview」

 米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、アプリケーション実行環境「.NET Framework」の次期バージョン「.NET Framework 4.6.2」のプレビュー版を公開した。本バージョンは「.NET Framework 4」以降に対するインプレース更新で、さまざまな改善が盛り込まれている。

 たとえば、アプリケーションを配置・更新する技術“ClickOnce”でTLS 1.1/1.2がサポートされた。この変更はWindows 7以降の「.NET Framework 4.5.2」「.NET Framework 4.6」「.NET Framework 4.6.1」に対しても4月に導入される予定。

 また、Windows デスクトップアプリを“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”アプリへと変換できるようになる。これは“Project Centennial”と呼ばれていた技術で、既存のコードベースをUWPへ移植するブリッジとして働く。

 そのほかにも、暗号化関連のAPIが強化。WPFではソフトキーボード対応が改善されたほか、“Per-Monitor DPI”(解像度の異なるマルチモニター環境下で各モニターの設定に応じたスケーリングを行う機能)がサポートされているという。

 「.NET Framework 4.6.2」はWindows 7/Server 2008 R2以降に対応しており、現在同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。

ソフトウェア情報

「Microsoft .NET Framework 4.6.2 Preview」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/Server 2012/8.1/Server 2012 R2/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.6.2(16/03/22)

(樽井 秀人)