レビュー

Wi-Fi搭載SDカード“FlashAir”から写真をまとめてPCへ転送「FlashAirDownloader 2」

ボタン一発で撮影日時によるフォルダー分けまでしてくれる自動転送モードが便利

「FlashAirDownloader 2」v2.0.3.34137

 「FlashAirDownloader 2」は、無線LAN搭載SDHCメモリカード“FlashAir”からPCへ写真をダウンロードするためのツール。寄付歓迎のフリーソフトで、動作には.NET Framework 4が必要。編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 “FlashAir”に保存されている写真をまとめてPCへダウンロードし、撮影日時でフォルダー分けできるツール。オープンソースで開発されており、ソースコードは“GitHub”のプロジェクトページから入手できる。

設定画面

 利用するには、まずPCを“FlashAir”へ接続、「FlashAirDownloader 2」を起動する。「FlashAirDownloader 2」と“FlashAir”の接続が成功すると、[Auto Mode]と[File Explorer]という2つの青いタイルメニューが現れるが、それを選択する前にまずアプリケーションの設定を行おう。

 アプリケーションの設定画面へアクセスするには、[File]-[Settings]メニューを選択する。この画面ではアプリケーションの設定以外にも、“FlashAir”の設定などを書き換えることができるが、とりあえずは写真の保存先フォルダー(Local Path)とフォルダーの命名規則を指定しておくとよいだろう。ファイルをコピーした後に削除するかどうかや、コピーするファイルの種類などもここで変更することができる。

 設定が済んだらメイン画面に戻り、[Auto Mode]ボタンを選択しよう。自動的に写真がPCへ転送され、先ほど設定した命名規則に従ってフォルダー分けされるはずだ。

[Auto Mode]ボタンを選択すると、設定に従って“FlashAir”内の写真をPCへ転送できる

 なお、“FlashAir”に保存されている写真を閲覧したい場合や、写真を個別に転送したい場合は[File Explorer]ボタンを選択すればよい。左ペインに“FlashAir”のファイルとフォルダー、右ペインにPCのファイルとフォルダーが表示され、ファイルを選択すると[>>]ボタンや[<<]ボタンで相互に転送することができる。

“FlashAir”に保存されている写真を閲覧したい場合や、写真を個別に転送したい場合は[File Explorer]ボタンを選択

ソフトウェア情報

「FlashAirDownloader 2」
【著作権者】
Ole Albers 氏
【対応OS】
WIndows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.3.34137