レビュー

SDカードやUSBメモリなどから失われたファイルを復元「USBメモリ復旧」

親切でわかりやすいウィザード画面で初心者にも扱いやすい

「USBメモリ復旧」v6.9.2

 「USBメモリ復旧」は、誤ってリムーバブルメディアから削除したファイルを復旧できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、SDカードやUSBメモリ、CF(コンパクトフラッシュ)カードなど、OSでリムーバブルストレージと認識されるメモリカードに対応したデータ復旧ツール。ファイルシステムはメモリカードで利用されることの多いFAT/exFATがサポートされており、誤ってフォーマット(初期化)または削除して失われたり、フォーマットエラーやマウントエラーで読めなくなってしまったデータを復元することができる。

 本ソフトの魅力は、親切でわかりやすいウィザード画面が用意されていること。案内に従って操作を進めるだけで、データ復旧の処理を完了することができる。ステップの数もわずか3つとシンプルで、初心者でも難なく操作できるだろう。

 利用するには、まずメモリカードを接続した状態で本ソフトを起動する。すると、画面にメモリカードの一覧が表示されるので、データをスキャンしたいカードを選択して[次へ]ボタンを押し、スキャン処理を開始しよう。

メモリカードを選択
スキャン画面

 スキャン処理が完了すると、見付かったファイルがパーティションごとにツリー形式で表示されるので、検索ボックスやファイルのプレビュー機能などを活用しながら、復元したいファイルを特定し、チェックボックスをONにしていこう。[選択した項目を保存する]ボタンを押して、保存先を指定すれば、選択したファイルが復元・保存されるはずだ。

見つかったファイルがパーティションごとにツリー形式で表示
ファイルのプレビュー機能
復元データの保存先を指定
復元されたファイル

 なお、保存したファイルが破損していたり、開けなかったり、文字化けしている場合は、メモリーの物理的な損傷が原因として考えられる。その場合は、残念ながら本ソフトで復旧することはできない。

ソフトウェア情報

「USBメモリ復旧」
【著作権者】
(株)LIVEDATA
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.9.2

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