レビュー

接続タイプによる遮断も可能なWindows Update抑止ツール「Windows 10 Update Switch」

“従量課金接続”化のデメリットには注意

「Windows 10 Update Switch」v1.0.1.303

 「Windows 10 Update Switch」は、Windows 10の更新機能“Windows Update”の有効・無効をワンクリックで切り替えられるツール。Windows 10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 Windows サービスを停止させることで“Windows Update”を無効化できるツール。ボタンを押すだけで簡単に有効化・無効化を切り替えられるシンプルな操作が魅力だ。また、ソースコードが“GitHub”で公開されており、内部のロジックを検証できるのも安心できる要素と言えるだろう。一般的に“Windows Update”を無効化することはお勧めできることではないが、どうしても意図しない再起動を抑止したい場合に役立てたい。

 さらに、本ソフトは3G、4G、Wi-Fi、イーサネット(有線LAN)など、インターネット接続のタイプに応じて“Windows Update”のダウンロードを抑止できるのも大きな特徴。これは指定した接続タイプを“従量課金接続(Metered Connection)”として扱うことで実現している。“Windows Update”のサービスは停止してもシステムによって再起動される場合があるので、追加の対策として検討してみてもよいだろう。

 ただし、“従量課金接続”化にはいくつかのデメリットがあるので注意。たとえば、「ストア」でのアプリダウンロードも停止されてしまうほか、スタート画面のタイルが更新されなくなる。また、サポートサイトのドキュメントによると優先度の高い更新プログラムは“従量課金接続”でもダウンロードされるという。

 なお、Wi-Fi接続とイーサネットの接続を“従量課金接続”化するには、画面に記載されているリンクから「Subinacl」というコマンドラインツールをダウンロードして、インストールする必要がある。

ソフトウェア情報

「Windows 10 Update Switch」
【著作権者】
Rizonesoft
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1.303

窓の杜をいいね・フォローして最新記事をチェック!