レビュー
40以上の商用エンジンでダウンロードファイルをスキャン「Metadefender for Chrome」
「Google Chrome」向けの公式拡張機能
2017年4月28日 06:00
「Metadefender for Chrome」は、マルウェアチェックサービス“Metadefender”の公式「Google Chrome」拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v58.0.3029.81で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
“Metadefender”は、40以上の商用ウイルス対策エンジンを利用してマルウェアをスキャンし、その分析結果を知らせてくれるサービス。Google傘下の“VirusTotal”に似たサービスだが、最大140MBまでのサイズをスキャンできる点などが異なる(“VirusTotal”は64MB)。
本拡張機能はこの“Metadefender”を「Google Chrome」に統合し、より使いやすくしたものだ。リンクの右クリックメニューからファイルを“Metadefender”で分析できるほか、ダウンロードしたファイルを自動的に“Metadefender”でスキャンすることが可能で、ダウンロード前またはダウンロード後のウイルスチェックを支援してくれる。
分析が完了すると“Metadefender”の分析結果ページが自動で開く仕組みになっており、そこでファイルの詳細情報や、どのエンジンでウイルスと判定されたかを確認できる。また、拡張機能のポップアップから分析履歴ページへアクセスすることも可能だ。
ウイルス対策ソフトを1つしか利用していない環境では、マルウェアを見逃したり、マルウェアではないファイルを誤検知してしまう恐れがある。しかし、このようなサービスを併用すれば、そうしたミスを減らすことができるだろう。
ソフトウェア情報
- 「Metadefender for Chrome」
- 【著作権者】
- OPSWAT, Inc.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.4(16/09/08)