レビュー
ネットワークアダプターのパフォーマンス調査に役立つ「NetworkCountersWatch」
ハードウェア情報・ネットワーク情報とともにシステムカウンターの値を表示
2017年9月26日 12:54
「NetworkCountersWatch」は、システム上にあるすべてのネットワークインターフェイスを列挙し、その情報とシステムカウンターの値を取得・表示するツール。64bit版を含むWindows VistaからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、ネットワークアダプターのパフォーマンスを調査するためのツール。起動するとシステム上のネットワークアダプターをすべて列挙し、ハードウェア情報・ネットワーク情報とともにシステムカウンターの値をリストビューに表示する。各ネットワークアダプターの送信・受信バイト数、送信・受信パケット数、ブロードキャストしたパケットの数などを得ることが可能で、現在のダウンロード速度とアップロード速度をリアルタイムで算出して表示する機能も備える。
また、[F7]キーを押せばシステムカウンターの値をリセットすることも可能。これまでの情報をクリアして、特定の時点からの情報を取得できる。これは本当にシステムカウンターを初期化するというわけではなく、スナップショットをとって比較することで疑似的に実現しているとのこと。[F8]キーを押せばスナップショットを破棄して、実際のシステムカウンターの値へ戻すことができる。
そのほかにも、リストビューのネットワークアダプターをダブルクリックすればプロパティ画面へアクセスすることが可能。すべての情報を横長のリストビューではなく、1つの画面でまとめて閲覧したい場合に便利だ。取得した情報をレポートとして保存する機能も備えている。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べば役に立つこともあるだろう。
なお、初期状態ではカウンターがゼロのアダプターや仮想ネットワークアダプターを非表示にする設定になっているが、これは[Option]メニューで解除することができる。
ソフトウェア情報
- 「NetworkCountersWatch」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows VistaからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(17/09/18)