REVIEW(10/08/11)

Google ドキュメントを介して複数PCでメモを同期できるガジェット「Cloud Notes」

文書ファイルをD&DだけでGoogle ドキュメントへ転送できる「Cloud Drive」も便利

「Cloud Notes」v1.1.1「Cloud Notes」v1.1.1

 「Cloud Notes」は、“Google ドキュメント”を介して複数PCでメモを同期できるデスクトップガジェット。Windows 7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ガジェットは、“Google ドキュメント”との同期機能を備えたメモソフト。“Google ドキュメント”とメモを同期しておけば、どこからでも参照できて便利だろう。さらに、同一のGoogleアカウントで本ソフトを利用していれば、複数PCでメモを同期することも可能。

“Google ドキュメント”に保存されたメモ“Google ドキュメント”に保存されたメモ

 利用するにはまず、設定画面からGoogleアカウントの情報を入力しよう。すると、“Google ドキュメント”上へ専用のドキュメントが作成され、内容が本ガジェットと同期可能になる。なお、本ソフトで扱えるメモの数は1つだけとなっている。

 同期作業は、起動直後などを除き基本的に手動で行う必要がある。本ガジェットのメモで“Google ドキュメント”上のメモを上書きしたい場合は“鉛筆”マークのボタンを、その逆の場合は“更新”マークのボタンを押そう。“更新”マークのボタンは、誤動作防止のためかダブルクリックしなければ動作しないので注意。

「Cloud Drive」v1.0.2「Cloud Drive」v1.0.2

 また、同作者製のデスクトップガジェット「Cloud Drive」も便利。こちらは、文書ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、手軽に“Google ドキュメント”へアップロードできるガジェット。テキスト形式だけでなく、CSV/TSVファイルやHTMLファイル、「Microsoft Office」の文書ファイルにも幅広く対応している。ただし、Shift-JISコードで保存されたテキストファイルをアップロードすると文字化けしてしまうので注意。UTF-8で保存しておくのがお勧めだ。

 なお、両ソフトはフリーソフトだが、寄付を行うと特典として追加機能を利用可能になるという。「Cloud Notes」の場合は複数メモの管理とメモの新規作成機能、「Cloud Drive」の場合は最近編集したドキュメントを100個までリスト表示する機能および“Google ドキュメント”のWebサイトを開けるランチャー機能が利用可能になる。

「Cloud Notes」

【著作権者】
criticaltick
【対応OS】
Windows 7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.1.1

「Cloud Drive」

【著作権者】
criticaltick
【対応OS】
Windows 7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.2

(柳 英俊)