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「Git for Windows」v2.52.0が公開 ~『git last-modified』を導入、インストーラーも更新

分散型バージョン管理システム「Git」のWindows版

「Git for Windows」v2.52.0が公開

 分散型バージョン管理システム「Git」のWindows版「Git for Windows」が10月18日(日本時間)、v2.52.0へとアップデートされた。本バージョンでは、以下のコンポーネントがアップデートされている。

  • 「Git」v2.52.0.
  • 「PCRE2」v10.47.
  • 「cURL」v8.17.0.

 「Git 2.52」では、あるフォルダー内でどのコミットが最近どのファイルを修正したかを効率的に特定できるコマンド『git last-modified』が導入された。「GitHub」がフォーク(派生)した「Git」で元々『blame-tree』と呼ばれていたコマンドで、「GitLab」エンジニアの協力を得て改善したうえ、「Git 2.52」リリースに収められた。従来の『git log』を組み合わせて特定する方法より約5倍も高速だという。

 そのほかにも『git maintenance』に『geometric』タスクが追加され、非常に大規模なリポジトリでも不要オブジェクトを効率的にクリーンアップできるようになった。『git refs』の拡充、リポジトリに関する情報を取得する汎用ツール『git repo』の実験導入なども実施された。

 また、「Git for Windows」のインストーラーが「InnoSetup 6.6.0」に更新され、よりモダンな外観になった。

 「Git for Windows」はWindows 10以降に対応しており、現在「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。公式サイト「git-scm.com」などからも入手可能だ。

ソフトウェア情報

「Git for Windows」
【著作権者】
Git Project
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.52.0(25/10/17)