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商用ESUでWindows 10セキュリティパッチが適用不能、Microsoftが解決策「KB5072653」を公開

「KB5068781」のインストールで「0x800f0922」(CBS_E_INSTALLERS_FAILED)が発生

同社のアナウンス

 商用顧客向け「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)に登録されている一部のWindows 10デバイスで、2025年11月のセキュリティパッチ「KB5068781」を適用しようとすると、インストールエラー「0x800f0922」(CBS_E_INSTALLERS_FAILED)が発生して失敗する問題が発生していたとのこと。米Microsoftが11月17日(現地時間)、この問題を解決する「KB5072653」をリリースした。

 同社によると、この問題が発生するのは「Microsoft 365」管理センターを介してWindowsのOSライセンスがアクティベート(有効化)されたデバイスに限定されるとのこと。今回リリースされたESUライセンス準備パッケージ「KB5072653」を適用すれば、セキュリティパッチ「KB5068781」をインストールできるようになる。

 なお、コンプライアンス更新プログラムのチェックにCABファイルを利用している組織に対しては、「KB5072653」のメタデータを含む新しいスキャン用CABファイルが近日中に用意されるとのこと。利用可能になり次第、告知するとしている。