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Microsoft、「KB5070312」を公開、「Windows 11 23H2」の2025年11月プレビューパッチ

12月は休暇のためプレビューパッチの提供なし

同社のアナウンス

 米Microsoftは11月20日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 23H2」の2025年11月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5070312」をリリースした。「バージョン 24H2/25H2」向けは後日提供されるとのこと。

  • Windows 11 バージョン 25H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 24H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 23H2(Enterprise/Education):KB5070312

 「Windows 11 バージョン 23H2」のHome/Proエディションはすでにサービスを終了しているため、プレビューパッチが提供されるのはEnterprise/Educationエディションだけだ。

 「KB5070312」におけるハイライトは、以下の通り。

  • 「Windows Update」のインストールを担当するコンポーネント「サービス スタック」の品質を向上
  • 「エクスプローラー」がマウスクリックに応答しなくなる問題に対処。一度閉じて再度開くまで操作できなかった
  • .tarファイルの抽出問題に対処。通用規範漢字が34文字を超えてファイルまたはフォルダーの名前に含まれている場合に発生していた
  • 「Azure Virtual Desktop」(AVD)など「Windows 11 Enterprise」マルチセッション環境で「HideRecommendedSection」ポリシーが機能しない問題に対処

 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。

 また、12月は休暇のためプレビューパッチの提供はないとのこと。