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「タスク マネージャー」を閉じて開くたびにプロセスが増えていく問題、「KB5068861」で解決

プレビューパッチ適用の「Windows 11 バージョン 24H2/25H2」に影響

「KB5067036」で「タスク マネージャー」のウィンドウを閉じてもプロセスが完全に終了しない問題が発生

 「タスク マネージャー」のウィンドウを閉じてもプロセスが完全に終了せず、起動するたびにインスタンスが残ってしまう問題は、米国時間(以下同)11月11日にリリースされたセキュリティ更新プログラム「KB5068861」で解決されたとのこと。

 この問題は、10月28日にリリースされたプレビューパッチ「KB5067036」を適用した環境で発生。「タスク マネージャー」のウィンドウは問題なく閉じるため、一見すると「タスク マネージャー」がちゃんと終了しているように見えるが、「taskmgr.exe」のインスタンスはシステムに残り続けるため、「タスク マネージャー」を閉じて開くたびにシステムに残る「taskmgr.exe」が増え続ける。

「タスク マネージャー」を閉じて開くたびにシステムに残る「taskmgr.exe」が増え続ける

 最後にはシステムリソースが枯渇して、デバイス全体のパフォーマンスへ悪影響を及ぼす可能性があった。

 この問題は下記のWindowsバージョンで確認されていたが、最新の「KB5068861」を適用した環境では発生しない。

  • Windows 11 バージョン 25H2
  • Windows 11 バージョン 24H2

 そのほかにも、このパッチには著作権保護コンテンツを再生できない問題[更新してシャットダウン]コマンドでもPC電源が落ちない可能性がある問題「IIS」「localhost」に接続できない問題、デスクトップを選択すると「タスク ビュー」が予期せず開く可能性がある問題などの修正が含まれる(プレビューパッチで先行修正されていたものも含む)。脆弱性の対処も行われているので、できるだけ早い適用が推奨されている。