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「KB5067036」に問題、「タスク マネージャー」ウィンドウを閉じてもプロセスが残る
「Windows 11 バージョン 24H2/25H2」に影響
2025年11月4日 06:45
米国時間(以下同)10月28日にリリースされた「Windows 11 バージョン 24H2/25H2」の2025年10月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5067036」を適用した環境で、「タスク マネージャー」のウィンドウを閉じてもプロセスが完全に終了しない問題が発生しているとのこと。米Microsoftが10月31日、自社のドキュメントサイトで明らかにした。
ウィンドウを閉じることはできるため、一見すると「タスク マネージャー」がちゃんと終了しているように見えるが、「taskmgr.exe」のインスタンスはシステムに残り続ける。「タスク マネージャー」を閉じて開くたびにシステムに残る「taskmgr.exe」は増え続けるため、次第にデバイス全体のパフォーマンスへ悪影響を及ぼすだろう。
「タスク マネージャー」のインスタンスが残っていることは、[詳細]タブのプロセスリストビューに「taskmgr.exe」が複数存在することで確認できる。
影響するプラットフォームは、以下の通り。サーバーOSでは発生しないようだ。
- Windows 11 バージョン 25H2
 - Windows 11 バージョン 24H2
 
回避策としては、以下が挙げられている。
- 「タスク マネージャー」ウィンドウの[閉じる]ボタンではなく、プロセスリストビューで「タスク マネージャー」を選び、[タスクを終了する]ボタンでプロセスを切る
 - 「taskkill」コマンドで終了させる(溜まってしまったプロセスをまとめて終了させることも可能)
 
「taskkill」コマンドで「タスク マネージャー」を終了させるには、以下の手順を踏めばよい。
- [Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログへアクセス
 - 「cmd」と入力して、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながら[OK]ボタンを押す。「コマンド プロンプト」が管理者権限で実行される
 - 「taskkill.exe /im taskmgr.exe /f」を実行
 
現在、同社は問題の解決策を準備中。「KB5067036」は11月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチで、セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。「KB5067036」の適用は見送り、パッチチューズデーまで待ってもよいだろう。

















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