REVIEW(11/05/31)

漂う円のつながりが神秘的な音楽を奏でる「Particle Sequencer」

2種類の円の組み合わせと距離で決まるメロディーが刻々と変化していく

「Particle Sequencer」「Particle Sequencer」

 「Particle Sequencer」は、画面上を漂う色とりどりの円がつながることで神秘的な音楽を奏でられるSWFファイル。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上のIE9で動作確認した。現在、作者のブログからダウンロードできる。なお、本ソフトを実行するには「Adobe Flash Player」がインストールされた環境で、ダウンロードしたアーカイブ内にある“bin”フォルダ内の“sequencer.swf”を、IEなどのWebブラウザーへドラッグ&ドロップする必要がある。

 起動すると画面上の真っ暗な空間の中に色とりどり、大小さまざまな円が不規則に漂い始める。中心に“+”マークがついた大きな円と無地の円が近づき、線でつながると音が鳴る仕組み。“+”マークがついた大きな円と無地の円はそれぞれ独自の属性を備えており、これら2種類の円の組み合わせで鳴る音の高さが決まる。さらに、2種類の円の距離が鳴るタイミングに影響し、2種類の円が近づくほど頻繁に音が鳴るようになる。

 標準では“+”つきの円が4個、無地の円が16個漂い、刻々と神秘的なメロディーを変化させていく。円はドラッグで任意の位置へ移動させることも可能で、“+”つきの円を大きく動かせばメロディーを劇的に変化させられるだろう。

スペクトラムアナライザーを表示スペクトラムアナライザーを表示

 さらに、画面下に表示された“NEURONS”スライドバーで“+”つきの円の数を0~5個、“RECEPTORS”スライドバーで無地の円の数を0~24個まで変化させられる。また、“PROXIMITY”スライドバーでは2種類の円が線でつながれる距離を調節できるほか、“WANDER”チェックボックスをONにすると円を固定することが可能。そのほか、“SPECTRUM”チェックボックスをONにすると画面下部にスペクトラムアナライザーを表示できる。

 漂う円が奏でる音楽は有機的に変化し続け、とらえどころがないが、聞いていると不思議と心が落ち着く。目をつぶって聞いていると深い宇宙を漂っているような気分になれるだろう。

【著作権者】
Justin Windle 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(10/10/09)

(長谷川 正太郎)