REVIEW(11/09/13)

あらゆるテキストを好みのエディターで編集できる「Text Editor Anywhere」

USBメモリなどに入れて持ち運べるポータブル版も

「Text Editor Anywhere」v2.01「Text Editor Anywhere」v2.01

 「Text Editor Anywhere」は、アプリのテキストボックスやWebページのフォームの内容を、好みのテキストエディターで編集できるようにするタスクトレイ常駐型ソフト。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、エクスプローラの検索補助ソフト「Listary」を開発したBopsoftによって開発されており、Windows上のほぼあらゆるテキストを自分好みのテキストエディターで編集することが可能。アプリのテキストボックスやWebページのフォームの内容を編集する際に、テキストエディターが備える高度な編集機能やコードの色分け機能、プラグインなどを活用して、効率よくテキストボックスの内容を編集できるのが便利。

設定画面設定画面

 利用するにはまず、好みのテキストエディターを本ソフトへ登録しよう。テキストエディターは複数登録可能で、登録の際は、テキストエディターのパスと起動オプションを記述する。コードの色分け機能を備えるテキストエディターの場合であれば、起動オプションで色分けモードを指定したりすることが可能だ。

 あとは、テキストボックスやWebフォーム上で[Windows]+[A]キーを押せば、小さなポップアップが現れ、好みのテキストエディターを選択可能になる。メニューを移動させるには、[Windows]キーを押したまま[A]キーを連打しよう。また、設定画面でホットキーをカスタマイズすることもできる。

 おおまかな仕組みは、テキストボックスの内容を一時フォルダへテキストファイルとして保存したあと、それを指定したテキストエディターで開き、編集が終わってテキストエディターが閉じられると、その内容がテキストボックスへ反映されるというもの。

[Windows]+[A]キーでポップアップを表示。[Windows]キーを押したまま[A]キーを連打してテキストエディターを選択しよう[Windows]+[A]キーでポップアップを表示。[Windows]キーを押したまま[A]キーを連打してテキストエディターを選択しよう

テキストエディターが備える高度な編集機能やコードの色分け機能、プラグインなどを活用して、効率よくテキストボックスの内容を編集テキストエディターが備える高度な編集機能やコードの色分け機能、プラグインなどを活用して、効率よくテキストボックスの内容を編集

 そのため、一部のタブ切り換え型のテキストエディターでは、テキストボックスへの内容の反映が正常に行われない場合がある。たとえば「EmEditor」の場合、以下のサンプルのように起動オプションへ“/sp”を追加して、新しいプロセスで起動するように設定するとよい。

・「EmEditor」を“HTML”モードで起動したい場合の起動オプション   /sp /c "HTML" $1    ・「TeraPad」を“HTML”モードで起動したい場合の起動オプション   /html $1

 なお、本ソフトにはUSBメモリなどに入れて持ち運べるポータブル版も用意されている。ネットカフェなど出先のPCでも、利用できるのはうれしいところだ。

【著作権者】
Bopsoft
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.01

(柳 英俊)