REVIEW(12/02/29)
“Markdown”記法を利用したテキストの閲覧・記述を支援する「DownMarker」
リアルタイムプレビューやMDファイルへの関連付けなどが可能
「DownMarker」は、“Markdown”記法で記述したテキストのエディター・ビューワーソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“Bitbucket”のプロジェクトページからダウンロードできる。
“Markdown”記法とは、HTML文書への変換を前提としたプレーンテキストの記述法。電子メールなどで使われているプレーンテキストの装飾記法から着想を得て生まれたため、書きやすく、読みやすい。また、テキストからでも変換後のHTML文書の体裁が想像しやすい。そのため、多くのWikiエンジンやブログエンジンでHTMLのマークアップ記法として利用されている。
本ソフトは、そんなMarkdown記法を利用したテキストの閲覧・記述を支援するソフト。インストールすると自動で“.MD”という拡張子(Markdown文書の拡張子として利用されることが多い)に関連付けられ、ファイルのダブルクリックでHTMLへ変換したMarkdownテキストを閲覧できる。
また、ボタンで編集画面の表示・非表示を切り替えて、Markdownテキストを編集することも可能。編集画面のMarkdownテキストは、閲覧画面でリアルタイムにプレビュー表示される。太字や斜体、リンク、引用といったMarkdown記法の記述に便利なツールボタンも一通り揃えられている。
窓の杜では、以前に同種のMarkdownエディターとして「MarkdownPad」を紹介したが、それに比べると「DownMarker」の機能は限定されている。しかしその分シンプルで、操作に迷うことも少ないだろう。また、「MarkdownPad」でみられた日本語入力関連の不具合がない点は、日本語ユーザーにとってはうれしいポイントと言える。
- 【著作権者】
- Wim Coenen 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7にて動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.16(12/02/02)