REVIEW(12/05/31)

SSDのパフォーマンス分析に特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark」

データ圧縮機能のパフォーマンスを計測する機能も搭載

「AS SSD Benchmark」v1.6.4237.30508「AS SSD Benchmark」v1.6.4237.30508「AS SSD Benchmark」v1.6.4237.30508

 「AS SSD Benchmark」は、SSD専用のベンチマークソフト。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトを利用すれば、SSD(Solid State Drive)の性能を測ることが可能。テスト項目には“16MB”“4K”“4K-64Thrd(“4K”テストを64スレッドで行う)”“512B”の4つが用意されており、それぞれ読み取りと書き込みを計測することが可能。計測結果は、“MB/S(MB/s:一秒間あたりのデータ転送量)”または“iops(IOPS:一秒間あたりに読み書きできる回数)”で表示可能で、独自の計算式に基づいたスコアも算出される。ベンチマークの結果はXML形式でエクスポートしたり、画面のスクリーンショットを撮影して保存できる。

 そのほか、コピーテストと圧縮テストの2つが別途設けられており、より詳しくSSDのパフォーマンスを分析することが可能。

 コピーテストでは、巨大な単体ファイルのコピーを想定した“ISO”、多くの小さなファイルからなるフォルダのコピーを想定した“Application”、大きなファイルと小さなファイルの双方を含んだフォルダのコピーを想定した“Game”という3種類のテストが用意されており、実際の利用状況により近いテストが行える。

 圧縮テストでは、SSDのコントローラーがもつデータ圧縮機能のパフォーマンスを計測し、結果を折れ線グラフで表すことができる。グラフの縦軸は転送速度、横軸は圧縮度を示す。つまり、グラフの折れ線が右上がりであれば、圧縮機能とデータの転送速度の間に正の相関関係があることがわかるというわけだ。

コピーテストコピーテスト

圧縮テスト圧縮テスト

【著作権者】
Alex 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.6.4237.30508

(柳 英俊)