エクスプローラを拡張して便利なコマンドを右クリックメニューへ追加「Shell Tools」

「Shell Tools」v2.0.1

エクスプローラでフォルダの何もないところで右クリックメニューを表示させると、4つのメニューが追加される

　「Shell Tools」は、エクスプローラの右クリックメニューを拡張して、独自の便利なコマンドを追加するソフト。32bit版および64bit版のWindows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　本ソフトをインストールすると、右クリックメニューへあると便利なコマンドが多数追加される。たとえば、エクスプローラでフォルダの何もないところで右クリックメニューを表示させると、以下の4つのメニューが追加で利用できる。

• ［Show hidden files］：隠しファイルの表示をON/OFF
• ［Show file extensions］：ファイルの拡張子の表示をON/OFF
• ［Refresh icons］：アイコンをリフレッシュ
• ［ShellTools options］：本ソフトの設定ダイアログを開く

　設定ダイアログでは、メニュー項目の表示・非表示がカスタマイズ可能。［Shift］キーが押し下げられている時だけメニュー項目を表示するといったこともできる。

　さらに、この設定ダイアログからもわかるように、画像ファイルやフォントファイルの右クリックメニューにも独自のコマンドが追加可能。たとえばフォントファイルの場合、インストール・アンインストール、ロード・アンロードの4つが利用できるようになる。

　画像ファイルの場合はリサイズを行うためのコマンドが利用可能。リサイズされた画像は元画像と同じフォルダに接尾辞つきで保存されるが、メニュー選択時に［Ctrl］キーを同時に押すことで保存先を選ぶこともできる。

フォントファイルの場合

画像ファイルなら「ImageMagick」を利用したリサイズ機能が利用できる

　なお、画像のリサイズ機能を利用するには、別途「ImageMagick」をインストールする必要があるので注意。下記リンクにある“ImageMagick-6.8.0-7-Q16-windows-dll.exe”をダウンロードしてインストールしよう。

すべてのファイルで利用できるコマンド

　また、ファイルのパスをクリップボードへコピーするコマンド、ファイルサイズをクリップボードへ追加するコマンド、“ノート（note）”と呼ばれるテキストメモを追加するコマンドの3つは、すべてのファイルで利用可能。

　“ノート”は拡張子を“.txt”に変えたテキストファイルとして、元のファイルと同じフォルダに保存される。ファイルに関する説明を書いておくといった用途に使えそうだ。