レビュー

音声の音程やコード、テンポを自動解析できる耳コピ支援ソフト「WaveTone」v2.51

検出したコードやメロディーをMIDIへ変換し、音声と一緒に再生したり保存可能

「WaveTone」v2.51

 「WaveTone」は、音声をスペクトル解析し、強く出ている音の音程をピアノロール風に表示できる耳コピ支援ソフト。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 音程をピアノロール風に表示するだけではなく、曲のテンポや鳴っているコードを自動で解析可能。また、検出したコードやメロディーをMIDIに変換し、音声と一緒に再生したり保存できるほか、検出したコードをテキストファイルとして出力することもできる。

 使い方は簡単で、ファイルを読み込むと音程解析の設定ダイアログが現れる。設定ダイアログ上の[解析]ボタンを押せば、音程が解析されピアノロール風の画面上に表示可能。設定ダイアログでは、メロディーとして検出する音の高さの範囲などを設定可能。

 テンポやコードの解析は[解析]メニュー上の項目から行える。また、画面右上のスライドバーでは音程検出の感度やMIDI・音声ファイルそれぞれの音量を調節可能。この部分はタブで切り替えられ、音程と速度を変更したり、イコライザーで音質を調整することもできる。

音程解析の設定ダイアログ
テンポ解析
音程と速度を変更
イコライザー

 さらに、ピアノロール風画面上でMIDI音声を手動で書き込む機能を備えており、音程の検出結果が望んだようにいかない場合にも、強く出ている音のグラフを参照しながらMIDIを打ち込むことが可能。

ソフトウェア情報

「WaveTone」
【著作権者】
あっきー 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.51(12/03/31)

(長谷川 正太郎)