レビュー
ウィンドウのタイトルバーに10種類以上の便利なボタンを追加できる「eXtra Buttons」
タスクトレイへの格納や透明化、クリック操作の透過などを行える
(2013/10/8 17:15)
「eXtra Buttons」は、タイトルバーへウィンドウの表示に関する機能を備えたボタンを10種類以上追加できる常駐型ソフト。Windows 98から7までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
起動するとあらゆるソフトのタイトルバーに[常に全面表示][トレイに送る]ボタンと星形アイコンの[Bookmarks]ボタンが追加される。さらに、タスクトレイアイコンのクリックで表示できる“Option”ダイアログから、10種類のボタンを追加することが可能。各ボタンの機能は以下の通り。
- [常に全面表示]:常に最前面に表示
- [トレイに送る]:タスクトレイアイコンとして格納
- [Bookmarks]:“Bookmark”として登録。登録したウィンドウはこのボタンから表示されるメニューで開くことが可能
- [ボックスに送る]:ウィンドウを48ピクセル四方のアイコンに変化させてデスクトップ右上に移動する
- [背面に戻す]:ウィンドウをデスクトップ最背面に移動する
- [透明度]:あらかじめ設定した透明度でウィンドウを透明化
- [透明度の調整]:透明度をメニューから選んでウィンドウを透明化
- [ウィンドウのコピー]:同じウィンドウを開く(「エクスプローラ」など可能な場合のみ)
- [Click Through]:ウィンドウを透明化して背面にあるウィンドウをクリック操作できるようにする
- [トレイメニューに送る]:ウィンドウを本ソフトのタスクトレイアイコンのメニュー内に格納する
- [ロールアップ/解除]:ウィンドウをタイトルバーのみの表示にする
- [モニター移動]:マルチモニターを利用している場合に、ウィンドウを別のモニターへ移動する
- [Full Screen]:ウィンドウをタイトルバーを非表示にした全画面表示に切り替える
“Option”ダイアログでは、このほか[透明度]ボタンを押した際の透明度を設定したり、[ボックスに送る]ボタンを押した際のアイコンのサイズや並び方などを指定できる。また、[トレイメニューに送る]ボタンでタスクトレイに格納した際に本ソフトのアイコンとは別の専用アイコンを表示するように設定することも可能。
さらに、各ボタンへホットキーを割り当てられるほか、タイトルバーの右クリックメニューに各種機能を呼び出す項目を追加できる。そのほか、実行ファイルを指定して特定のソフトのタイトルバーには本ソフトによるボタンを追加しないように設定することも可能。
なお、本ソフトは海外製だが、“Option”ダイアログの“Common options”画面にある“Language”プルダウンリストから[Japanese]項目を選ぶことで日本語化することが可能。
ソフトウェア情報
- 「eXtra Buttons」
- 【著作権者】
- Nikolaj Parshutin 氏、Alex Skrypnyk 氏
- 【対応OS】
- Windows 98から7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.2.5 beta