レビュー

「RPGツクール」のスクリプト編集を強力に支援する専用エディター「RGSS Editor」

複数セクションを同時表示可能。スクリプト全体の検索や保存時の世代バックアップも

「RGSS Editor」v1.02
スクリプト全体の横断検索が可能

 「RGSS Editor」は、エンターブレインのRPG開発ツール「RPGツクール」XP/VX/VX Aceのスクリプト編集に特化したエディター。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「RPGツクール」のXP以降では、ゲームの基本システムがRubyベースのスクリプト言語“RGSS”で構築されており、スクリプトを編集することで特殊な処理を実現したり、システムを改造することが可能。しかし「RPGツクール」自体のスクリプトエディターは同時に1つの編集画面しか開けず、機能も構文の色分けができる程度という最小限のものとなっており、本格的な編集には機能不足を感じることもある。そこでお勧めなのが「RGSS Editor」だ。

 「RGSS Editor」のウィンドウはMDI形式となっており、複数の編集画面を開くことが可能。さらに、保存時の自動バックアップ機能や編集、デバッグの支援機能を備えており、標準のエディターよりも安全で快適なスクリプト編集を実現することができる。

 本ソフトを起動してスクリプトのファイルを読み込むと、モジュールやオブジェクトといったセクションの一覧がポップアップウィンドウで表示されるので、選択すると各セクションをMDIの子ウィンドウで開くことができる。参照用に開いたセクションを誤って編集してしまわないよう、ウィンドウごとに書き込みをロックすることも可能だ。

 また、強力な検索機能を搭載。「RPGツクール」標準のエディターでは現在開いているセクションを対象とした検索しかできないが、「RGSS Editor」ではスクリプト全体を横断検索し、結果をリスト表示して当該箇所にジャンプすることが可能。正規表現にも対応している。

 ファイルの保存時は、現在の日時をもとにしたファイル名のバックアップファイルが自動で作成されるので、万が一間違った編集をしてしまった場合やファイルが破損してしまった場合も、複数世代に渡って遡ることができる。バックアップファイルは不要になったら、メニューから一括で削除することが可能だ。

 さらに、編集内容を反映して即座にゲームを実行可能となっており、このとき通常実行のほかデバッグ実行や、デバッグ用コンソールを表示しながらの実行も行える。ほかにも暗号化アーカイブの作成機能や、色分け表示のカスタマイズ機能などを備えている。

ソフトウェア情報

「RGSS Editor」
【著作権者】
WHITE-FLUTE
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.02

(中村 友次郎)