レビュー

USB接続の外部ストレージを利用不可・読み取り専用に制限できる「Phrozen Safe USB」

第三者が勝手に設定を書き換えてしまわないよう、パスワードをかけることも可能

「Phrozen Safe USB」v2.0

 「Phrozen Safe USB」は、USB接続の外部ストレージを利用不可にしたり、一時的に読み取りのみへ制限できるタスクトレイ常駐型のツール。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 本ソフトを利用すると、USBメモリなどを利用して外部にデータを持ち出されるのを防ぐことが可能。接続されたUSBドライブを読み取り専用にして書き込めなくしたり、USBドライブを接続しても認識しないようにすることができる。

 本ソフトはタスクトレイ常駐型となっており、OSのスタートアップ時に自動で起動するように設定することも可能。メイン画面やタスクトレイアイコンの右クリックメニューから、USBドライブの“Activated(有効)”“Read Only(読み取り専用)”“Disabled(無効)”を簡単に切り替えられるようになっている。第三者が勝手に設定を書き換えてしまわないよう、パスワードをかけることも可能だが、その場合はタスクトレイアイコンの右クリックメニューから設定の切り替えが行えなくなる。

“Activated(有効)”
“Read Only(読み取り専用)”
“Disabled(無効)”
設定画面

 編集部にて試用したところ、設定の変更は接続済みのUSBドライブには影響しないようだ。設定を反映させるには、USBドライブを再接続する必要がある。また、“Disabled(無効)”に切り替えてもUSBドライブが認識されてしまうケースを確認したが、本ソフトをスタートアップ実行した場合は設定が正常に反映されることを確認している。運用で注意が必要な点はあるが、設定を固定して利用するならばあまり問題ないだろう。

ソフトウェア情報

「Phrozen Safe USB」
【著作権者】
Phrozen Software
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0(13/10/19)

(柳 英俊)