レビュー
指定したプロセスのスレッドをモニタリングできるツール「ProcessThreadsView」
選択したスレッドを中断・再開する機能を搭載
(2014/7/16 11:00)
「ProcessThreadsView」は、指定したプロセスのスレッドをモニタリングできるツール。Windows 2000からWindows 7までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから32bit版と64bit版がダウンロードできる。
本ソフトは、選択したプロセスの詳細情報を閲覧できるツール。メイン画面は上下分割の2ペイン構成になっており、上ペインには選択したプロセスのスレッド一覧が表示される。この一覧画面ではスレッドのIDやコンテキストスイッチの回数、優先度、作成日時、ユーザータイム、カーネルタイム、表示ウィンドウ数、非表示ウィンドウ数、ウィンドウタイトル、ウィンドウクラスなどといった情報が取得可能。ダブルクリックでプロパティ画面を開けば、プロセスの詳細情報を一画面で表示することもできる。
さらに、上ペインでスレッドを選択すると、下ペインにスレッドの詳細情報が表示される。スタックで見つかった文字列やスタックモジュールのアドレス、コールスタック、プロセッサーのレジスターなどが確認可能だ。
そのほかにも、選択したスレッドを中断・再開する機能を搭載。実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに忍ばせておけば役に立つことがあるかもしれない。
なお、Windows Vista以降で管理者権限で実行しているプロセスのスレッドを表示するには、「ProcessThreadsView」も管理者権限で実行している必要があるので注意。また、64bitプロセスの情報を取得するには、64bit版の「ProcessThreadsView」を利用する必要があるほか、64bit版にはコールスタック情報が表示できないという制限がある。
ソフトウェア情報
- 「ProcessThreadsView」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000からWindows 7まで(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.11