レビュー

Windowsタブレットで便利な仮想キーボードを表示する「sidenyar」

画面端にカーソルキーなどを配置。コンテキストメニューのエミュレート機能も

「sidenyar」v1.01

 「sidenyar」は、Windowsの画面上にソフトウェアキーボードを表示するソフト。Windows 8以降に対応するフリーソフトで、編集部でWindows 8.1での動作を確認した。現在作者のWebサイトからダウンロードできる。

 タッチパネル操作に力点が置かれたWindows 8/8.1のタブレット端末は物理キーボードを持たないものが多数ある。Windows 8/8.1は従来のOSより物理キーボードがなくとも操作しやすいとはいえ、ソフトウェアキーボードをいちいち呼び出すのは煩わしい上、小型の端末では画面面積のかなりの部分が塞がれてしまう。

 本ソフトは、カーソルキーやスペースキー、[ENTER]キーなど、マウス操作やタッチ操作でもよく使うキーを12個画面端一列に表示させる。ボタンのデザインはシンプルで見やすく、戸惑うことなく利用できるだろう。

 特長的なのは、コンテキストメニューを利用できる点。通常、Windowsタブレットでは右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を利用するには、画面を長押ししなければならない。本ソフトには[CONTEXT MENU]というボタンが備わっており、[Shift]+[F10]キーの組み合わせでコンテキストメニューを開くことができるソフトであればワンタッチでコンテキストメニューを開くことができる。

ソフトウェア情報

「sidenyar」
【著作権者】
catproject
【対応OS】
Windows 8以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.01(14/09/08)

(市川 祐吉)