レビュー
[Alt]+スペースキーで表示されるウィンドウのシステムメニューを拡張「altspc.exe」
ウィンドウをデスクトップ四隅へ移動させるコマンドなどを追加
(2015/1/20 11:00)
「altspc.exe」は、[Alt]+スペースキーを押すと表示されるウィンドウのシステムメニューを拡張するツール。Windows XP/Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、ベクターのライブラリページからダウンロードできる。
ウィンドウのシステムメニューを利用すると、ウィンドウの最小化・最大化、移動・リサイズなどの操作が行えるが、マウスやショートカットキーで簡単に行えるので普段はあまり必要性を感じない。しかし、なんらかの理由でウィンドウをキーボードで操作せざるを得なくなった場合、システムメニューに頼らざるを得なくなる。システムメニューを使ってキーボードでウィンドウを移動させる方法は、いざというときのために習熟しておいたほうがよいだろう。
とはいえ、ただそれだけのためにシステムメニューの使い方を覚えるのも不毛だ。どうせならば本ソフトのような拡張ツールを導入し、日頃からシステムメニューに親しむようにしてはいかがだろうか。
本ソフトを実行すると、システムメニューに[縦一杯][横一杯]、[右上に][左上に][左下に][右下に]といった項目が追加される。[縦一杯][横一杯]項目は、ウィンドウの幅もしくは高さをデスクトップに合わせるコマンドだ。[右上に][左上に][左下に][右下に]項目は、それぞれデスクトップの四隅にウィンドウを移動させることが可能。同じく本ソフトによって追加される[直前の位置に]メニューを利用すれば、コマンドを使って移動させる前の位置へ簡単に戻すことができる。
これらのコマンドを利用すれば、ウィンドウがモニターの外へ移動してマウスで操作不能になってしまっても、[Alt]+[Tab]キーで選択し、[Alt]+スペースキーを押した後に、[1]~[4]キーを押すことでウィンドウをデスクトップ四隅へ移動させることが可能。もちろん緊急時だけでなく、普段使いにもなにかと便利だ。
なお、ウィンドウのシステムメニューはタイトルバーの右クリックやタイトルバー左端にあるアイコンのクリックでも呼び出せるが、そうして呼び出されたシステムメニューは本ソフトによる機能拡張の対象外となっている。
ソフトウェア情報
- 「altspc.exe」
- 【著作権者】
- corgio 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.141