レビュー
GIFアニメーションなどGIFファイルのファイルサイズを削減「GIFmicro」
品質を維持しての削減か色数を減らして大幅に削減かを選択可能
(2015/2/4 11:00)
「GIFmicro」は、GIF形式の画像・アニメーションを圧縮し、ファイルサイズを削減するソフト。Windows 7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。なお、動作には.NET Framework 3.5以降が必要。
本ソフトは、複数GIFファイルのファイルサイズを一括して削減可能。“Drop files here to optimize.”と記された黒地の欄へ削減したいファイルをドラッグ&ドロップすることでファイルを登録できる。画面左上の三角状のボタンを押すと削減が始まる。画面右上の横線3本のメニューボタン(ハンバーガーボタン)を押すと表示されるオプション画面からは、サイズ削減に関する設定が可能。
削減には2通りのモードが用意されており、オプション画面の[Lossy Compression Mode(非可逆圧縮モード)]チェックボックスをOFFにして削減をおこなうと、削減の度合いは小さいものの、元のファイルと変わらない品質のままファイルサイズを削減できる。チェックボックスをONにすると[Color Limitation Ratio]スライダーで色数の削減率を指定し、元のファイルより色数が少なくなるのと引き換えにファイルサイズを大きく削減可能。
本ソフトでは色数を削減する際にカラーマップの圧縮方法を[Color Mthod]ドロップダウンリストから選択可能。“Diversity”“Blend Diversity”“Median Cut”から、目的の画像にあわせて選択できる。標準では“Diversity”が選択されているが、画像によって最適な圧縮方法は異なる。
編集部で試用したところ、[Lossy Compression Mode]チェックボックスをOFFにすると、GIF画像はファイルサイズを削減できないケースが多かったが、GIFアニメーションは平均して10%ほどファイルサイズを削減することができた。もちろん、[Lossy Compression Mode]チェックボックスをONにすれば、GIF画像もファイルサイズを削減することができた。
ファイルサイズを削減した後のファイルはオプション画面のチェックボックスをON/OFFして処理を選択可能。[Overwrite]チェックボックスをONにすると、処理前のファイルに上書きされる形でファイルが保存される。[Save to desktop as "GIFmicro"]チェックボックスをONにすると、デスクトップ上に“GIFmicro”というフォルダーが作成され、その中に処理後のファイルが保存可能。両方のチェックボックスがOFFになっていると、ファイルの削減時に保存先のフォルダーを尋ねられる。
モバイル向けWebブラウザーがFlashに対応しないこと、昨年TwitterがGIFアニメーションの投稿に対応したことなどもあり、GIFアニメーションを利用する機会が増えている。GIFアニメーションをネット上で公開する前に本ソフトでファイルサイズを削減しておけば、より小さなファイルサイズで動画を配信することができる。
ソフトウェア情報
- 「GIFmicro」
- 【著作権者】
- Romeolight Software
- 【対応OS】
- Windows 7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(15/02/01)