レビュー
指定フォルダーへ放り込んだファイルを連番化してアーカイブ「ファイル連番化転送」
ダウンロードファイルの整理ツールとして役立つ
(2015/2/19 17:00)
「ファイル連番化転送」は、監視フォルダーにコピーされたファイルを、名前を連番化したうえで指定フォルダーへ移動させるツール。Windows 2000/XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、Windows 2000/XPで利用するには、.NET Framework 2.0/3.0/3.5のいずれかをインストールしておく必要があるので注意。
本ソフトは指定したフォルダーを監視し、ファイルが作成されたらあらかじめ登録しておいたフォルダーへ自動で移動してくれる。移動の際にはファイル名が抹消され、連番が付与されるほか、連番の前に日付を追加することも可能。特定のフォルダーへ放り込んだファイルに一貫性のある名前を付けて自動で保存フォルダーへアーカイブ(ひとまとめにして保存)する、ファイル整理ツールの一種と考えるとよいだろう。
作者によると、「Firefox」で画像ファイルをデスクトップへドラッグ&ドロップした保存した際に、自動でアーカイブフォルダーへ転送して整理するといった用途が想定されているとのこと。確かにWebにある画像ファイルは名前に一貫性がなく、適切に管理しておかないとあとで探すのが大変になるし、保存する際に名前が重複して上書きが発生する恐れもある。本ソフトのようなツールを活用し、一貫した命名規則で特定のフォルダーへ自動でコピーしするようにしておけば、こうしたトラブルを未然に避けられるはずだ。
転送先のフォルダーは複数登録しておいて、プルダウンメニューですばやく切る変えることが可能。この機能を[起動時に番号を初期化する]オプションや連番を“1”へ初期化するボタンと組み合わせれば、連番ファイルにしてフォルダー分けするといったタスクを効率よくこなすことができるだろう。
ソフトウェア情報
- 「ファイル連番化転送」
- 【著作権者】
- s.ooyama 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作を確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3(14/10/22)