レビュー
Microsoft製。スマホのカメラをドキュメントスキャナーに変えてしまう「Office Lens」
ドキュメントの輪郭を自動認識して傾き・歪みの補正や切り取りを自動で行ってくれる
(2015/10/30 05:05)
「Office Lens」は、ドキュメントを端末のカメラで撮影して保存するMicrosoft製のスキャナーアプリ。編集部にてWindows Phone 8.1で動作を確認した。“Microsoft ストア”から無償でダウンロードできる。
本アプリは、端末のカメラで撮影した紙の文書を画像ファイルとして保存するためのドキュメントスキャナーアプリ。ドキュメントの輪郭を自動的に認識して傾き・歪みの補正や不要部分の切り取りを自動で行ってくれる。ドキュメントをデジタル化しておけば、あとで検索してすばやく取り出せるし、レシートや付箋のような小さなものでも失くしたり、破れたり汚れて読めなくなってしまうこともない。
使い方は簡単で、基本的には本アプリを起動して写真を撮影し、プレビューを確認して保存するだけでよい。スキャンしたドキュメントは撮影後のプレビュー画面で補正できるが、とくに手を加えなくとも十分な品質が得られるだろう。もし一手間かけるのであれば、左端のボタンを押して、タイトルを設定しておくのがお勧め。あとから検索する場合に役立つ。
さらに、撮影時にモードを既定の“ドキュメント”から“写真”や“ホワイトボード”、“名刺”に切り替えれば、それぞれに適した補正が自動で行われる。モードの変更を自動で行うオプションも用意されており、アプリバーの[設定]メニューから有効化することが可能だ(初期状態では無効)。
本アプリでスキャンした画像は“カメラロール”へ保存される。オンラインメモサービス“OneNote”のノートに追加したり、Officeドキュメント形式(Word/PowerPoint)やPDF形式へ変換して“OneDrive”へアップロードすることも可能だ。
なお、画像内のテキストを認識してファイルへ埋め込むOCR(光学式文字認識)機能も利用できるが、精度はそれなりといったところで、過度な期待はしないほうがよいかもしれない。とはいえ、スキャンしたドキュメントの検索性が多少上がるだけでも助かる。
ソフトウェア情報
- 「Office Lens」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Phone 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 01.04.3727.00