レビュー

コピーできないボタンやラベルのテキストをコピーするためのツール「Textify」

[Shift]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックするだけの簡単操作

「Textify」v1.3

 「Textify」は、アプリケーションのボタンやラベルなどに表示されているテキストを選択して、クリップボードへコピーできるようにするツール。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 コモンダイアログの一部には[Ctrl]+[C]キーで内容をクリップボードへコピーできるものもあるが、ボタンやラベルなどテキストが選択不能なコントロールは基本的にその内容をコピーすることができない。ただし、本ソフトで強制的に選択できる状態にすれば話は別。ボタンやラベルはもちろん、メニューのテキストやウィンドウのタイトルでさえも自由にコピーできるようになる。

 利用方法は簡単で、本ソフトを起動して目的のコントロールへマウスカーソルを移動させ、[Shift]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックするだけでよい。コントロールの上にテキストボックスが現れ、タイトルテキストをコピーできるようになる。キーコンビネーションをカスタマイズすることも可能だ。

[Shift]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックすると、ボタンやラベルのテキストが強制的に選択可能に

 使い方を工夫すれば、アクティブでないタスクボタンからアプリケーションの名前を取得したり、WebブラウザーのタブのテキストをコピーしてWebページのタイトルを得るといったといったことも可能。インストール不要で気軽に利用できるポータブルアプリになっているので、いろいろ試してみると面白いだろう。

ソフトウェア情報

「Textify」
【著作権者】
RaMMicHaeL 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.3

(樽井 秀人)