レビュー
「Firefox」の画像読み込みをコントロールできる拡張機能「Easy Image Blocker」
データの転送量を極力抑えたい場合や、画像がない場合の見栄えを確認したい場合などに
(2016/5/23 05:05)
「Easy Image Blocker」は、Webページを閲覧する際に画像の読み込みをブロックできる「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v38.0a1以降に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 10上の「Firefox」v46.0.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。
本拡張機能を利用すると、「Firefox」でWebページを閲覧する際に画像を読み込むかどうかをコントロールすることが可能。データの転送量を極力抑えてWebページを閲覧したい場合や、画像がロードされないときのWebページの見栄えを確認したい場合などに役立つだろう。
本拡張機能は3つの動作モードを備えており、拡張機能のボタンで順に切り替えられる仕組みになっている。
1つ目は、すべての画像をブロックするモードだ。初期状態はこのモードになっており、ページを表示しても画像は表示されない。画像を閲覧したい場合は、右クリックメニューに追加される[Load Image]コマンドを選択すれば、当該画像のみがロードされる。また、[Load All Images]コマンドを利用すれば、Webページにあるすべての画像を読み込むことも可能。
2つ目は、ローカルにキャッシュされた画像のみを読み込むモード。職場・家庭のネットワークで日ごろ閲覧しているWebページならば、ローカルに画像のキャッシュがある程度は残っているため、このモードでもWebページの見栄えを再現できる可能性は高い。データの転送量は抑えたいが、なるべくWebページの見栄えは崩したくない場合に役立つ。職場・家庭のネットワークとモバイル回線の両方で使っているノートパソコンやタブレットなどでは特に有用だろう。
なお、3つ目はすべての画像を読み込む通常のモードだ。データの転送量を気にしなくてよい環境では、このモードを利用するとよい。
そのほかにも、拡張機能の設定ページではホワイトリストの編集が可能。ホワイトリストに登録されたURLでは画像の読み込みがブロックされず、つねにすべての画像が読み込まれる。また、[Load Image]コマンドの利用後にWebページをリロードするか否か、モードを切り替えた際にWebページをリロードするか否かといった挙動のカスタマイズが行える。
ソフトウェア情報
- 「Easy Image Blocker」
- 【著作権者】
- Akira Atsumi 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.1(16/05/15)