杜のAndroid研究室

Androidの“共有”機能を拡張するアプリ「Andmade Share」

複数アプリにデータを送ったり、ダイアログに表示するアプリの並べ替えが可能

(12/03/21)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Androidの“共有”機能を拡張するアプリ「Andmade Share」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

Androidの“共有”機能をカスタマイズ

 「Andmade Share」は、アプリ間でデータを直接やりとりできるAndroidの“共有(シェア、Share)”機能を拡張してより便利に使えるアプリ。“共有”機能で複数アプリに一括でデータを送ったり、“共有”ダイアログに表示するアプリの並べ替えや削除が可能。また、アプリを起動せずに“Evernote”へ情報を保存することもできる。

 利用するには、まずほかのアプリの“共有”機能を実行すると表示されるダイアログから、「Andmade Share」を既定のアプリとして登録する。すると、次回からは標準の“共有”ダイアログの代わりに本アプリのダイアログが表示されるようになり、拡張された“共有”機能を利用できるようになる。

「Andmade Share」「Andmade Share」

「Andmade Share」を既定のアプリとして登録「Andmade Share」を既定のアプリとして登録

チェックボックスをONにした複数のアプリへデータを送信

 本アプリのダイアログは、標準の“共有”ダイアログと同じように“共有”機能を使ってデータを送信できるアプリのリストが表示されるのに加え、右側にチェックボックスが表示される。このチェックボックスをONにするとダイアログ下部に[Hide][Share]ボタンが現れ、[Share]ボタンを押すとチェックボックスをONにしたすべてのアプリにデータが送られる仕組み。

 また、[Hide]ボタンを押すと次回からアプリがダイアログに表示されなくなる。表示されなくなったアプリはダイアログ右上のボタンから表示できる設定画面の“Hidden apps”から復活させることが可能。

複数のアプリへデータを送信複数のアプリへデータを送信

設定画面の“Hidden apps”から非表示になったアプリ復活設定画面の“Hidden apps”から非表示になったアプリ復活

アプリはダイアログ上で並べ替え可能

 ダイアログ上でアプリを長押しすると端末のバイブが一瞬震え、そのまま指を上下にずらすことでアプリの並べ替えが可能になる。指の届きやすい位置によく使うアプリを移動しておくと便利だろう。

 さらに、端末に「Evernote」アプリをインストールしていると、Webブラウザーなど一部アプリで本アプリのダイアログを表示した際に、[Evernote fast share]項目が現れる。この項目を選択すると「Evernote」アプリの画面を表示せずに、直接“Evernote”へデータを保存することが可能。

アプリの並べ替えアプリの並べ替え

[Evernote fast share]項目[Evernote fast share]項目

【著作権者】
Andmade Software
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0(12/03/14)

(長谷川 正太郎)