【第90回】
初めの一歩をアプリと共に! 新生活に役立つアプリを7本紹介
ビジネスに、プライベートに。春から始まる新しい生活にアプリを活用しよう!
(12/03/28)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、春からの新生活に役立つアプリ「Alarm Clock (目覚まし) Xtreme Free」「ネクタイを結ぶ方法」「ジョルテ」「Bizcaroid Lite」「7notes with mazec」「白板会議室」「送信予約メール Free」の使い方と機能を紹介する。
計算式を解いてアラーム解除「Alarm Clock (目覚まし) Xtreme Free」
「Alarm Clock (目覚まし) Xtreme Free」は、計算式を解かないとアラームを解除できない目覚まし時計アプリ。アラームの設定画面で解除方法に“計算クイズを解く”を選択すると、アラームが鳴ると同時に画面に計算式とテンキーが表示され、正しい答えを入力しないとアラームを止めることができない。計算しているうちに自然と目が覚めてくるという仕組みだ。計算式は難易度を選択できるほか、アラーム解除に必要な正答数も指定可能だ。
アラームの解除方法は、計算式を解く以外にも、ボタンを押すという一般的な方法のほか、端末シェイクや表示されるランダムな文字列を正しく入力するといった方法から選択できる。毎日同じ時刻にアラームを鳴らすといった“繰り返し”や、いったんアラームを止めて指定時間の経過後に再びアラームを鳴らす“スヌーズ”の設定も可能。アラーム音は端末内の着信音のほか、音楽ファイルから選択でき、音量が徐々に大きくなるようにも設定できる。朝起きるのが苦手な人は新生活での遅刻防止に役立ててみてほしい。
- 【著作権者】
- Angle Labs
- 【対応OS】
- Android 2.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.3.1p(12/03/21)
ネクタイの結び方をイラストで解説!「ネクタイを結ぶ方法」
「ネクタイを結ぶ方法」は、ネクタイの結び方をイラストで確認できるアプリ。起動画面を左右にフリックし、さまざまな結び方のネクタイの写真を閲覧できる。気になる結び方を見つけたら、右上の[details]ボタンを押そう。すると、結び方のイラストが表示され、画面を左側にフリックして、順を追って結び方を確認できる。
“Four in Hand”や“Half Windsor”“Double Windsor”といったネクタイの結び方5種に加えて、蝶ネクタイの結び方も収録されている。ネクタイ初心者の新社会人や就職活動を始めたばかりの学生のほか、新しい結び方に挑戦したい人にも参考になることうけあいのアプリだ。
- 【著作権者】
- Pavlov Labs
- 【対応OS】
- Android 1.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0(11/12/07)
豊富な機能が特長のスケジュール帳アプリ「ジョルテ」
「ジョルテ」は、Googleカレンダーと同期可能で多機能なスケジュール帳アプリ。Googleカレンダーのデータを利用できるほか、独自形式のデータにも対応しており、独自形式で登録したデータはWebサービス“ジョルテクラウド”と同期し、パソコンのWebブラウザーで管理することもできる。カレンダーの表示形式は月間・週間・2週間などとなっていて、週間表示でも1段組や2段組などを選ぶことが可能。
登録した予定には“重要”や“完了”属性を設定することができ、文字色を変えて表示可能。また、予定に加えてToDo管理機能を備えており、開始日や期日を指定できるほか、重要なToDoは赤字で表示することができる。さらに、Googleのタスク管理機能“ToDo リスト”(Google Tasks)のToDoデータを同期して利用することも可能だ。
デザインをカスタマイズできるのも特長で、テーマの色を7種類から選択したり、背景画像をSDカードから選んで表示することができるほか、フォントを各項目ごとに細かく設定可能。フォントはSDカードにコピーしたり、本アプリのから直接ダウンロードすることで利用できるようになる仕組み。そのほか、CSV形式によるカレンダーデータのインポートやエクスポート、祝日のインポート機能など、豊富な機能を搭載しているので、標準カレンダーに物足りなさを感じている人は、新生活のスケジュール管理に活用してみてはいかがだろうか。
- 【著作権者】
- (株)情報スペース
- 【対応OS】
- Android 1.6以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3.8(12/01/20)
名刺を写真撮影してOCR機能で読み取り「Bizcaroid Lite」
「Bizcaroid Lite」は、端末のカメラで撮影した名刺の内容を読み取る名刺リーダーアプリ。名刺に記載された文字情報をOCR機能で読み取り、結果を表示することができる。結果画面では、名刺に書かれた会社名や名前、電話番号、メールアドレスなどが、それぞれの項目に自動で振り分けられ、そのまま端末の電話帳に登録可能だ。文字が正しく認識されなかった場合には、部分的に編集できるほか、名刺の写真を撮り直すこともできる。電話帳への登録時には、新規登録に加えて既存の連絡先を上書きする形で登録することが可能。
また、オンラインメモサービスの“Evernote”との連携が可能。撮影した名刺写真をEvernoteにアップロードすることができ、アップロードされた写真には自動で“名刺”タグが付加される。文字情報はEvernoteへアップロードできないが、EvernoteのもっているOCR機能によりテキストで名刺を検索できるようになる。初めて名刺を持ち始める新社会人はもちろん、新しい部署に移って名刺交換する機会が増える人などは、本アプリを名刺管理に活用してみてはいかがだろうか。なお、有償版の「Bizcaroid」と各種アドオンをインストールすれば、読み取った文字情報をEvernoteなどにアップロードすることが可能になる。
- 【著作権者】
- オムロンソフトウェア(株)
- 【対応OS】
- Android 2.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.11beta(11/08/04)
手書きの日本語入力アプリとメモアプリが合体!「7notes with mazec」
「7notes with mazec」は、手書き文字認識の日本語入力機能を備えたメモ帳アプリ。手書き文字を認識して変換・入力できる日本語入力アプリの“mazec”と、手書きメモアプリの“7notes”からなり、手書き文字の高い認識精度が特長だ。“mazec”では、画面下部に表示される入力エリアに文字を手書きし、入力エリア上部に表示される変換候補を選択して入力可能。漢字、ひらがな、カタカナのほか、アルファベットと数字、記号を手書きで入力でき、漢字とひらがなを混ぜて手書きした単語も漢字に変換できる“交ぜ書き変換”が可能。
文字が正しく認識されなかった場合には、認識候補を表示して正しい文字を選択できるほか、候補に正しい文字がないときは手書きをやり直すこともできる。入力エリアが埋まったら、手書きした文字が左側に自動でスクロールし、文字数の多い単語も一度に入力できる“自動スクロール”機能を利用可能だ。
“7notes”では、“mazec”を使った手書きによるテキスト入力に加えて、手書きした文字を直接書き込むことができる。直接書き込んだ文字は、あとから長押ししてメニューの[後から変換]項目を選択することで、変換候補を選択してテキストとして入力可能。作成したメモはメール送信やTwitter・Facebookへの投稿、Evernoteへのアップロードが可能となっている。打ち合わせなどでメモをとる機会が多い季節には、手書きですばやくメモできる本アプリが重宝することだろう。なお、“mazec”は単体で日本語入力アプリとしての利用も可能。
- 【著作権者】
- (株)7knowledge
- 【対応OS】
- Android 2.1以降
- 【ソフト種別】
- ダウンロード販売 980円
- 【バージョン】
- 1.1.2(12/02/17)
ホワイトボードを撮影して編集・保存できる「白板会議室」
「白板会議室」は、会議後などのホワイトボードの写真を撮影し、歪みを補正したり編集を加えて保存できるアプリ。写真を撮影するとホワイトボードが自動認識され、遠近感による歪みを補正し、長方形の画像として取り込むことができる。また、タッチ操作で取り込み範囲を調整することも可能。取り込んだホワイトボード写真には、矢印やフキダシ、テキストを挿入したり、ペンツールを使って書き込みをするなどの編集を加えられる。
編集したホワイトボード写真はプロジェクト単位でまとめて管理でき、会議の日時や参加者を記録した簡易的な議事録を付加することができる。ホワイトボードの写真と議事録は用紙サイズを指定し、PDF/JPEGファイルとしてメールに添付して送信可能。新生活で会議をする機会が増える人や会議の書記係を任された新入社員の必携ツールとなること間違いなしだ。なお、本アプリは無償で利用できるが、保存できる写真が10枚までという制限があり、別途300円(税込み)のライセンスキーを購入することで枚数制限を解除可能。
- 【著作権者】
- エレコム(株)
- 【対応OS】
- Android 2.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.4(11/12/21)
指定した日時にメールを予約送信!「送信予約メール Free」
「送信予約メール Free」は、送信日時を指定してメールを予約送信できるアプリ。Gmailのメールアドレスを利用でき、宛先や件名、本文を入力し、送信日時を指定して予約すると、指定した日時にメールが送信される。バックグラウンドで起動してメールを送信するため、アプリを開いている必要はないが、指定した日時に端末の電源が入っていなかったり、電波が届かない場所にいると送信されないので注意しよう。
複数の宛先を入力して一斉送信できるほか、CCやBCCでのメール送信も可能。ファイルを添付することもできる。起動画面には、予約したメールの一覧が表示され、“送信済み”“送信失敗”“予約中”といった状態を確認可能。一覧でメールを長押ししてメニューの[コピーして編集]項目を選択すれば、メールの内容と宛先をコピーした新規メールを設定することができる。自分宛にメールを送信して予定を忘れないようにしたいときや、夜中にメールを送信するのがためらわれるときなどに活用してみよう。
- 【著作権者】
- (株)イントリニティー
- 【対応OS】
- Android 2.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.4.3(12/02/11)