デキる人の使いこなしワザ for PC
コピペするとファイル名に付加される“～ - コピー”をスマートに変更するワザ
2017年9月12日 06:10
こんにちは、阿久津です。以前ショートカットファイルの“～ - ショートカット”をカスタマイズする方法を紹介しました。この仕組みは、ファイルやフォルダーを同じフォルダーへコピーした時に付与される接尾辞（サフィックス）にも適用可能です。
ファイルのコピー＆ペーストで付加される“～ - コピー”の文言を変更する方法
まずは以下の内容を実行して、レジストリエントリーの登録を行います。そして、ファイルやフォルダーをコピー＆ペーストしてみましょう。
reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /t REG_SZ /v CopyNameTemplate /d "Copy from %s" /f
ロジックや制限はショートカットファイルと同じため割愛しますが、ショートカットファイル名のカスタマイズと同様に、元のファイルやフォルダー名だけ付与させるには、以下の内容を実行します。
reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /t REG_SZ /v CopyNameTemplate /d "%s" /f
ショートカットファイルは実ファイルもしくはフォルダーと種類が異なりましたが、ファイルやフォルダーは同じものを複製するため、名前の末尾に“ (2)”が加わりました。
この仕組みはフォルダー内でファイルやフォルダーのペーストを繰り返すと、“～ (2)”“～ (3)”と括弧と数値を付与する仕組みが適用されます。なお、既定の状態に戻すには、下記囲みの内容をコピー＆ペーストしてください。
reg delete HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /v CopyNameTemplate /f
阿久津 良和
PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」（技術評論社）など著書多数。