#モリトーク

第123話

Operaのメモリ消費を削減する裏設定

 「Google Chrome」をはじめとするマルチプロセス型のWebブラウザーはメモリを多く消費し、64bitで動作する場合はそれがより顕著になる。だからといって、メモリの空き容量を確認しながら、Webブラウザーのタブを整理するのは面倒。

「The Great Suspender」

 「The Great Suspender」は、タブを閉じずにメモリ消費を削減したいという要望に応える「Google Chrome」用の拡張機能であり、放置されたタブを自動的に休止し、その分のメモリを開放してくれる。その効果は劇的なため、ヘビーユーザーなら手放せないはずだ。

 となれば、ほかのWebブラウザーでも同様の機能を使いたくなる。「Opera」には「The Great Suspender」相当の機能が搭載されているので、今回はその使い方を紹介しよう。

「Opera」の“Tab Hibernation”機能

 “Tab Hibernation”と呼ばれる「Opera」の機能は、無動作状態が続いた非アクティブなタブを自動で休止する。同機能は通常の設定画面でなく、上級者向けの設定画面に隠されており、アドレスバーに“opera://flags/#tab-hibernation”と入力したあと、プルダウンメニューから有効化することが可能だ。

 また、通常の設定画面で“詳細設定”をONにすると現れるオプション“バックグラウンドにあるタブの読み込みを遅らせる”を有効化するのもオススメ。複数のタブをセッションとして復元した場合に、非アクティブなタブの読み込みが一時停止するようになる。

(中井 浩晶)