杜のVR部

第8回

近未来的なコースを爆走するOculus対応レースゲーム「Radial-G : Racing Revolved」

半端ない疾走感を味わえる新感覚の高速レース!

 本連載ではこれまでシューティング、ブロック崩し、ホラーなどとVRのゲームを紹介してきたが、今回はレースゲームを紹介しよう。

 運転席(操縦席)に座り、ライバルとデッドヒートを繰り広げるレースゲームも臨場感を高めるVRとは非常に相性がいい。Oculus Riftに対応したゲームとしては、「Euro Truck Simulator 2」や「Assetto Corsa」のようなカーシミュレーター系のゲームも多くリリースされている。

 今回紹介するのは、「F-ZERO」や「WipEout」にも似た近未来な世界を疾走するレースゲーム「Radial-G : Racing Revolved」だ。

Kickstarterで資金調達に失敗するも期待の声が多く、ついに今月Steam Early Accessで復活

 開発を行っているTammeka Gamesはわずか5人のチームだ。今年7月に1人用モードが1コースのみ遊べる体験版をリリースするとともにKickstarterで開発資金を募集したが、目標金額に届かず失敗。しかし、開発を望む声も多かったため粘り強く開発を続け、12月にSteamの早期アクセスゲームとして1,280円で開発版の公開が始まったところだ。

 PCゲームの大規模プラットフォームであるSteamで発売ということで初期の体験版からさらに進化し、本格的なゲームになりつつある。7月のバージョンと比べると、グラフィックもゲーム性も格段に向上しており、今後のアップデートにも期待できる。また、PS4で使用するソニーが開発中のVRヘッドセット“Project Morpheus”向けの開発も行っているとのこと。

起動時に表示される選択肢。Oculus Riftで遊ぶユーザーでランタイムを最新にしてある場合は、2つ目の“Play Radial-G with Direct-to-Rift on DK2 (DirectX11)”から起動しよう。Oculus Riftを持っていないユーザーは一番上の選択肢だ

 なお、このゲームはOculus Riftを持っていないユーザーでも遊ぶことができる。操作はキーボードかXbox360コントローラを使用する。

 現在実装されているのは、1人用モード、対戦モードの2種類。また、自機とコースはそれぞれ3種類ずつだ。機体やコースを選ぶとレースが始まる。

3種類の自機。車ではなく反重力で浮く戦闘機のような形状。どれもかっこいいので悩ましい
設定は上から、コース選択、勝利条件(初期設定は先着)、ラップ数、敵の数、敵の強さ、敵との衝突の有無

超高速走行する機体の操縦席に座って飛ぶ疾走感が半端ない!

 レースの舞台となるのは、小惑星帯などの近未来空間に通された筒状のコース。コース上で360度位置取りしながら走っていく。かなり高速になるので、クルクル回りすぎて酔わないように注意だ。

レーススタート! Xbox 360コントローラーの初期設定では、RTボタンでアクセル、Aボタンでブーストだ。コクピットの右上に順位が表示されている
緑色の床は加速床。そのほか赤い光は自機がダメージを受ける。水色の光はブースト用燃料の回復だ

 自機は意外とダメージを受けやすい。ダメージ元の1つは赤い光。コース上で固定されているものは避けやすいのだが、回転しているものが厄介で、超高速で走行しているとついぶつかってしまう。

 2つ目は敵機との接触だ。とくに敵を後ろから追い越そうとする時に敵にぶつかると、赤い光に当たるのと同じ程度のダメージを受ける。赤い光3回分のダメージを受けると、その場から再スタートということで一度画面が暗くなるり、かなりのタイムロスになるので避けたいところ。なお、敵機との接触は設定でOFFにもできる。

ダメージを受けると突然失速するので、重力を感じていなくてもガクッとなる
コースが平面になる箇所もある。マリオカートと同じで落ちると再スタートなので落ちないように!

 プレイしてみた感想としては、高速でグルグル回転するので酔いやすいゲームかと思っていたが、速さの割には酔わない印象だ。超高速で疾走している時に重力を感じない違和感の方が大きいかもしれない。筆者の場合、不思議なことに最高速度を出している時に、あるはずのない重力を感じて椅子の背もたれに背中が押し付けられるように感じてしまった。レースゲームで機体を操作するときに、コントローラーをハンドルのように動かしてしまう人がいるのと同様、頭が視覚に騙されて反応してしまったのではないだろうか。

 Oculus Riftを装着してプレイする本作は新感覚のレースゲームと言っても過言ではないと思う。まだ開発中ではあるが、気になる人は開発を応援する意味でも、ぜひ購入して試してみていただきたい。

「Radial-G : Racing Revolved」プレイ動画
疾走感を追体験せよ!紹介用に2コースを走ってみた。

ソフトウェア情報

「Radial-G : Racing Revolved」
【著作権者】
Tammeka Games
【対応OS】
Windows 7など
【対応ハードウェア】
Oculus Rift DK1/DK2
【ソフト種別】
ダウンロード販売(1,280円、体験版あり)
【バージョン】
Steam早期アクセスにて随時アップデート中(本記事執筆時点ではv0.55)

評価PCスペック(参考)

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-NOTE i790SA1
【CPU】
Core i7-4700MQ 2.40GHz
【メモリ】
16GB(増設)
【グラフィックボード】
GeForce GTX870M
【FPS】
75fps
【ヘッドホン】
Creative Sound Blaster EVO Zx

(もぐらゲームス:すんくぼ)