大きな画像で平行法による立体視を行うための画像ビューワー。立体視用に撮影された写真画像などをあまり縮小せずにできるだけ大きなまま鑑賞したいときにお勧め。

　一般に平行法での立体視は、右目で右の画像を、左目で左の画像を見なければならない原理上、目と目の間隔よりも大きな画像で立体視を行うのは困難だ。しかし本ソフトを使えば、ちょうど左右2つの縦長の覗き穴からそれぞれの画像を覗くような感じで、左右の画像を目の間隔に保って表示でき、表示される領域をマウスでスクロールしながら大きな画像の隅々まで立体視で眺めることができる。つまり、表示画像の横幅は目の間隔程度に制限されるが、上下は自由に画面いっぱいまで広げられるわけだ。

　本ソフトでは右目用と左目用の画像を並べて1枚にしてある画像をそのまま読み込めるほか、右目用の画像と左目用の画像それぞれを別々に読み込むことも可能。設定により、左右の画像の表示間隔や表示倍率も自由に変更できる。