デスクトップ画面の端からサッと引き出せる常駐型の簡易ホワイトボードソフト。頭に浮かんだアイデアのイメージやデザインの図案などを、ひらめいたそのときにすぐ手描きしておきたい、という人にお勧め。また、デスクトッププレゼンテーションの補助用にもいいだろう。

　デスクトップ右下の隅に［WB］と書かれたタブが表示され、そこへマウスオーバーすると白いキャンバスのようなウィンドウが現れる。マウスの左ドラッグでフリーハンドの線描画、右ドラッグで消しゴム機能、またウィンドウ上部のツールバーから色やペンサイズを変更したり、“アンチエイリアス”をONにして輪郭の滑らかな線を描くこともできる。キャンバスは最大でほぼ画面いっぱいまで広げられ、キャンバス上からマウスカーソルが離れると自動的に隠れて元のタブ状態に戻る仕組み。隠れないよう固定しておくロック機能もある。

　また、キャンバスには画像ファイルをドラッグ＆ドロップして貼り付けることが可能。その際に画像がキャンバスより大きい場合は、キャンバスに合わせて画像を自動縮小するか、画像に合わせてキャンバスを自動拡大するか、はみ出すようにそのまま貼り付けるかを選択できる。もちろん貼り付けた画像には自由に線を描き込める。描いたキャンバスは全体または表示部分をファイル保存可能。

　なお筆者が試用したところ、ファイル保存時はBMP形式になるはずが、中身は透過PNG形式になっていたので注意。一部のペイントソフトなどアプリケーションによっては拡張子を“.png”に変えないと読み込めないことがある。また、本ソフトの動作には.NET Framework 3.5が必要。