ファイル名を右クリックメニューから手軽にWeb検索できるソフト。拡張子の有無や検索先を選んで検索することが可能。また、コマンドラインからも使用できる。たとえば用途を忘れたり見覚えのない不審なプログラムなどの出自や使用法をサッと調べたいときにお勧め。

　本ソフトにはインストール用の“install.exe”と、プログラム本体にあたる“FileNameSearch.exe”が同梱されているので注意。“install.exe”を実行すると、エクスプローラでファイル選択したときの右クリックメニューに［FNS - BaseNameを検索（B）］および［FNS - FileNameを検索（F）］という2つの項目が追加される。前者は拡張子を除いたファイル名、後者は拡張子を含むファイル名を検索ワードとして、いずれも既定のWebブラウザーが自動起動してGoogleで検索する仕組み。もし複数のファイルを選択して右クリックメニューから選んだ場合でも、各ファイル名に対してWebブラウザーのウィンドウがそれぞれ開いて検索してくれる。

　また設定ファイルを用意することで、Google以外のWeb検索サービスを利用することが可能。“Yahoo! JAPAN”“Bing”“Wikipedia”を利用するためのサンプル設定ファイルが同梱されているので、「メモ帳」などで書き換えて使うことができる。その際、検索先をGoogleと入れ替えるだけでなく、検索時にその都度、どの検索サービスを利用するのか選択できるようにすることも可能。

　そのほかコマンドラインにも対応しており、起動オプションで拡張子の有無やファイル名を指定してWeb検索できる。コマンドラインからの使用では、ファイル名に限らず任意の文字列を検索ワードに指定することも可能だ。プログラムのパスを通しておけば、コマンドプロンプトで作業していてちょっと何かを調べたいような際にもすばやく使えるだろう。