撮影後のアクションが豊富に用意された多機能キャプチャーソフト「Greenshot」

「Greenshot」v1.1.7.17

　キャプチャー後に実行可能なアクションが豊富に用意された多機能キャプチャーソフト。海外製のソフトだが、各種メニュー表記などは日本語化可能。インストーラー版では、別途日本語化用のXMLファイルをダウンロードする必要がある。ZIPファイル版では、初回起動時や設定画面で日本語を選択するだけでよい。

　用意されているアクションは、クリップボードへのコピー、ファイル保存、印刷、内蔵エディターによる加工といった機能のほか、オンラインストレージサービス“Dropbox”や画像共有サイト“Flicker”などへのアップロードが可能。キャプチャー後のアクションは固定することもでき、たとえばファイル選択ダイアログを開かず、キャプチャー画像を自動的に特定フォルダへ保存させるといった設定も可能だ。

　内蔵エディターでは、キャプチャーした画像内に矩形、楕円、直線、矢印、文字列を描画できるほか、フリーハンドで描き込むこともできる。さらに選択範囲にぼかし処理を施したり画像全体をグレースケール化するなどの簡易的なエフェクト機能も備える。

　キャプチャー可能な範囲は、デスクトップ全体、アクティブウィンドウ、矩形選択した領域に加え、Internet Explorerで表示中のWebページ全体となっており、それぞれに任意のホットキーを割り当てられる。さらに、前回の実行時と同じ範囲をホットキー一発でキャプチャーすることもできるため、任意の間隔で連続キャプチャーしたい場合に便利。

　なおWindows Vistaや7のAero機能を有効にしている際、多くのキャプチャーソフトではダイアログなど一部のウィンドウをキャプチャーすると、ウィンドウ枠がずれてしまいきれいにキャプチャーできないという問題が存在したが、本ソフトはこのような問題もなくキャプチャー可能だ。