人気ソフトはここがすごい!

音楽プレイヤー「foobar2000」を自分好みの機能や見た目にカスタムして音楽鑑賞

シンプルな作りながらも多岐に渡るコンポーネントで機能を拡張

「foobar2000」

 『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

 Windows 10には音楽プレイヤー「Groove ミュージック」が標準搭載されています。MP3からFLAC、WAVEなど主要なファイル形式に対応しており、UIもオシャレ。弱点という弱点はあまり見当たりませんが、拡張性がやや寂しいところは気になります。もっと自分好みに機能を追加したり、見た目を変えて楽しみたいなら、カスタマイズ機能が豊富な「foobar2000」の導入をオススメします。

初回起動時には画面レイアウトとカラーリングを設定する
見た目を確認しながら設定できる。なお、レイアウトやカラーリングの変更は初回起動時だけでなくいつでも実行可能

 「foobar2000」は2002年登場のソフトながらも、今なおアップデートし続ける息の長い音楽プレイヤーです。起動も挙動も早く、MP3やFLACからOpusといったものまで多くのファイル形式に対応しており、ストレスフリーな環境で音楽を楽しめます。指定したフォルダー内の楽曲情報を読み込んで“Album List”上に表示するライブラリー機能を備え、“Album List”から楽曲をプレイリストにドラッグ&ドロップして追加することで再生ができるようになります。

このレイアウトでは左側にある“Album List”から楽曲名やアルバム名をプレイリスト(ここでは“Default”)にドラッグ&ドロップする
プレイリストに登録した楽曲が再生可能に
公式サイトでは対応するコンポーネントをチェック可能

 さらに、別途“Components”(コンポーネント)をインストールすることで、機能を拡張できる点も特徴です。見た目を変えるものから、対応ファイル形式を増やすもの、音質にこだわりたい人のための機能“WASAPI”の排他モードを追加するものといった、豊富なコンポーネントが提供されているので、自分の目的に合うものを探してみましょう。

 英語表記でとっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、有志の作成した日本語化パッチを利用すれば[Preferences]ダイアログ(設定ダイアログ)内を日本語化できますので、あらかじめ適用しておけばカスタマイズをスムーズに進められます。ソフトの作り自体はシンプルなので、想像以上に使いやすく感じるはず。カスタマイズしまくって自分好みのプレイヤーに仕上げてみましょう。