人気ソフトはここがすごい!

年末のビンゴ大会など抽選機を使うゲームで大活躍!「抽選王」

数字だけでなくリスト内の単語をランダムかつ簡単に抽出できる

「抽選王」

 『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

 忘年会や新年会といった各種イベント内で、ビンゴなど抽選機を使ったゲームを開催することがあります。抽選機はイベントをにぎやかに演出できますが、日常で利用する機会がほぼないはず。わざわざ用意するのはもったいない、なにか別の物で代用したい、と考えているなら、今回紹介する「抽選王」を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

3カ所のテキストボックスに数字を入力し、[開始]ボタンをクリックするだけで抽選が終わる

 「抽選王」は、その名の通りランダムに抽選を行い、一定個数の数字や文字列を抜き出してくれるソフト。基本機能は“数字抽選モード”と“読込抽選モード”の二つ。“数字抽選モード”は最小値と最大値、抽選したい個数を入力した後に、[開始]ボタンをクリックするだけで抽選結果を一覧表示できます。

すべての数字の桁数を揃えることも可能

 なお、最大値を“1000”に設定している時は最小値を“0001”と入力する、といったように、最小値の頭に0を入れて最大値と同じ桁数にしておくと、抽選結果の桁数が最大値と揃った状態になります。

 一方、“読込抽選モード”は、あらかじめ作成したテキストファイルやCSV形式のファイルを読み込ませることで、対象ファイル内の1行に記載された文字を1個の抽選対象と認識し、抽選を行います。また、[ツール]メニューの[文字列作成]を選択すれば、その場でテキスト入力もできるので、抽選対象が少ない時は重宝しそうな機能です。

ファイル読込後は中身がリスト表示され、その後[開始]ボタンをクリックすると抽選が行われる
単語入力後は[転送]をクリックすると抽選が始まる。入力前に抽選数を確認しておこう
複数回の抽選を一気に実行する機能も備える

 いずれのモードでも抽選前に[ダブり無し]にチェックを付けておくと、重複した結果が表示されないようになります。また、[抽選数]の欄に半角ハイフンを入れて数字を入力すると、複数回の抽選を一度に実施可能。たとえば、“3-2-1”と入力すると、3回抽選を行い、1回目は3つ、2回目は2つ、3回目は1つ抽出する、といった仕組みです。

 抽選結果はクリップボードへのコピー、テキストファイルでの保存、印刷が可能。抽選順・昇順・降順ソートもできるので、見やすい状態での保存や印刷を行えます。派手な演出効果などはありませんが、プロジェクターを使用しない抽選会などでは活躍してくれるでしょう。