人気ソフトはここがすごい!

コピペの利便性が1ランクアップするクリップボード管理ソフト「CLCL」

以前クリップボードにコピーしたテキストや画像データを手早く貼り付け

「CLCL」

 『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

 テキストや画像などをコピーし、異なる場所にペースト(貼り付け)できるコピー&ペースト、通称“コピペ”は、PCユーザーならほとんどの人が利用しているであろうポピュラーな機能です。どのソフトにもペーストできるよう、コピーしたデータは“クリップボード”という領域に一時保存されますが、通常の場合、直前にコピーしたデータのほかは扱えません。今回はそんなクリップボードを活用し、作業効率をアップするソフト「CLCL」を紹介します。

 「CLCL」は、クリップボードの履歴を保存・管理できるソフトです。クリップボードに一時保存されたテキストや画像などの履歴を一覧表示し、好きなもの選べばクリップボードに送られる、という仕組みです。

 使い方はソフト起動後、タスクトレイに表示されたクリップ型のアイコンを左クリックし、表示される履歴一覧から好きなデータを選択するだけ。その後はいつも通りにペースト操作を行うと、選択したデータの貼り付けが完了します。また、[Alt]+[C]キーを押すと呼び出せる履歴一覧に振られた番号を入力することでも同様に貼り付けができるので、手軽にすばやいコピー&ペーストが可能です。

タスクトレイからクリップボードの履歴一覧を表示できる
[Alt]+[C]キーを押すと、その場で履歴一覧が表示される

 タスクトレイのアイコンを右クリックすると履歴管理用のウィンドウを表示でき、現在クリップボードに保存されているデータのチェックや、履歴情報の削除、文字列の編集などを行えます。さらに頻繁に使うデータを“登録アイテム”に保存可能な上、各データにショートカットキーを割り当てることも可能。メールの定型文を登録したり、使用頻度の高い画像を登録したりしておくと、サクサクと作業がはかどるでしょう。

履歴管理用のウィンドウでは、履歴のデータの確認やテキスト内容の編集などを行える
“登録アイテム”内のデータの右クリックメニューから“ホットキー設定”を選択するとショートカットキーを割り当てられる