人気ソフトはここがすごい!
フォルダーのウィンドウをタブ切り替え型に改造する「QTTabBar」で、楽々ファイル管理
フォルダーの中身もパッとプレビュー可能なので、使い心地がもっと快適に
2016年12月26日 06:00
『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。
以前、多機能なファイラー「As/R」を、本コーナーで紹介しました。『便利そうだけど、やっぱり使い慣れたエクスプローラー(フォルダーのウィンドウ)から乗り換えるのはちょっと抵抗が……』と感じる人もいたと思います。そうした場合は、エクスプローラーに機能を追加・拡張してくれるツール「QTTabBar」を利用してみてはいかがでしょうか。
さまざまな機能をエクスプローラーに追加できるお役立ちツール「QTTabBar」のなかでも、複数のウィンドウを1つにまとめてタブで切り替えられるようにする機能が本ツール最大のウリといえます。
タブの追加やコピー、表示ウィンドウの切り替え、タブ間のファイル移動・コピーなどはショートカットキーで操作可能で、マウス操作をすることなくスピーディに利用できます。また、マウス操作がメインでも、タブ追加用のアイコンなどを追加できる“コマンドバー”が用意されているので、どちらの人にとっても快適な環境を構築しやすいはず。
なお、タブの表示位置はウィンドウの上下どちらかに設定できますが、“コマンドバー”は上側のみ。同じ側に2つの機能を同時に表示することはできないため、“コマンドバー”を使用する際はタブを下側に設定しましょう。
また、ウィンドウに表示中のフォルダーにマウスカーソルを合わせた際、下向き矢印のアイコンが表示されるようになります。このアイコンをクリックすると、フォルダー内のファイルリストをポップアップ表示し、さらにファイル名にマウスカーソルを乗せるとプレビューを表示できます。プレビュー可能なのはテキストや画像だけでなく、動画も対象となっており、ファイルの内容確認のためにわざわざフォルダーを開く必要がなくなるのはうれしい点です。
もともと多機能なツールですが、さらに作者のWebサイトでは、マウスカーソルをタブの上に置くだけでそのタブを選択できるようにする機能など、役立つプラグインがいくつも公開されています。プラグインも効果的に使いつつ、使い心地の良いエクスプローラーに改造してみてはいかがでしょうか。なお、本ツールを動かすには.NET Framework 4が必要です。