いまさら聞けない?Windows 10のTips

第47回

VPNで会社のネットワークにつなぎたい! どこでどう設定すればいいの?

専用モジュールはWindows ストアから入手可能

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

専用モジュールはWindows ストアから入手可能

 外出先や自宅からでも会社のネットワークに接続できるようにするために、VPN環境が用意されている企業も少なくないことでしょう。

 Windows 10にはVPN接続機能が搭載されているため、一般的なPPTPやL2TP/IPSecなどであれば標準の機能のみで接続することができます。

 「設定」の[ネットワークとインターネット]に[VPN]という機能が用意されているので、ここから接続先を追加しましょう。

 接続に必要な情報は、PPTPであれば接続先のサーバー名、およびユーザー名とパスワード。L2TP/IPSecであれば、これらの情報のほかにサーバーに接続するための事前共有キー(ユーザーのパスワードとは別のサーバー接続用のパスワード)、もしくは証明書(サーバーで発行された証明書ファイルをインポートする)となります。

 設定完了後、作成された接続先を選択し、[接続]ボタンをクリックすると指定した接続先との間で、暗号化された安全なネットワーク接続を確立できます。

「設定」の[ネットワークとインターネット]から[VPN]を選択。[VPN接続を追加する]の[+]をクリック
接続に必要な情報を入力。サーバー名とユーザー、パスワード、さらにL2TP/IPSecの場合は事前共有キーか証明書が必要になる

 なお、会社によっては導入しているVPN装置向けの専用モジュールが必要な場合があります。Windows 10では、主要なメーカーのVPNクライアントモジュールがWindows ストア経由で配布されていますので、別途、以下のようなモジュールをインストールすることで、先のVPN画面でプロバイダーを選択できるようになります。

  • Check Point Capsule VPN
  • Pulse Secure
  • SonicWALL Mobile Connect
  • FortiClient
  • F5 Access
特定のVPN装置向けのモジュール(VPNプロバイダー)は、Windows ストア経由でインストールする必要がある