いまさら聞けないWindows 10のTips

第98回

ネットワーク上のNASが見えない? IPアドレスでアクセスしてみよう

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

IPアドレスを入力して共有フォルダーをエクスプローラーで開く

 最近では、データの共有やバックアップにNASが使われることも珍しくなくなってきました。

 そんなNASを使おうと思って困ったことはありませんか? 通常、NASの共有フォルダーにアクセスするには、エクスプローラーから[ネットワーク]を開くことでNASが自動的に表示されます。

 しかし、環境やNASの設定によっては、この機能がうまく機能せず、いつまで待っても一覧にNASが表示されないことがあります。

 原因を探って状況を改善することも大切ですが、とりあえず共有フォルダーにアクセスしたいときは、手動でアクセスする方法を覚えておくと便利です。

 「\\192.168.1.170」のように、「\\(円マーク2つ)」に続けてNASのIPアドレスを指定します(名前でもOK)。これで共有フォルダーの一覧が表示され、データにアクセスできるようになります。

 IPアドレスを覚えておく必要はありますが、これで一覧に表示されなくても共有フォルダーにアクセスできるようになります。

接続先のIPアドレスがわかれば、エクスプローラーのアドレスバーに[\\192.168.1.170]のように「\\」に続けてIPアドレスを指定することでアクセス可能