いまさら聞けないWindows 10のTips

第103回

日本語フォルダーの正体を探れ! フォルダーのパスをタイトルバーに表示する

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

エクスプローラーでフォルダーの日本語名ではなく“完全なパス”を表示するには

 普段、何気なく使っているフォルダーですが、いくつかのフォルダーは実際のパスとは別の名前で表示されていることをご存知でしょうか?

 たとえば、[ピクチャ]フォルダーは、クイックアクセスなどには日本語で表示されていますが、実際には「c:¥Users¥ユーザー名¥Pictures」というフォルダーがその正体となります。

 かつては、プログラムやファイルを扱うために、コマンドラインからファイルのパスを正しく指定する必要がありましたが、最近ではそんな機会は滅多になくなったので、パスを意識することもなくなってしまいました。

 このため、別に知らなくても困らないのですが、勉強がてらパスを確認したいという場合は、エクスプローラーのタイトルバーに「完全なパス」を表示しておくといいでしょう。

 コマンドラインでファイルをコピーしたり、PowerShellで何か処理をしなければならなくなったときなどに、この「完全なパス」が参考になります。

 なお、完全なパスはエクスプローラーのアドレスバーをクリックすることでも表示できます。一時的に表示するときはアドレスバー、常に表示したいときはタイトルバーと使い分けるといいでしょう。

リボンの[表示]タブにある[オプション]をクリック。[タイトルバーに完全なパスを表示する]にチェックマークを付ける
エクスプローラーの一番上、タイトルバーの部分にフルパスが表示される