いまさら聞けないWindows 10のTips

第169回

ランサムウェア対策でSMB 1.0を無効化する? 古いNASがある場合は要注意

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

セキュリティ向上のためにSMB 1.0を無効化する方法とリスク

 ランサムウェア「Wannacry」の流行により、感染拡大に使われるSMB 1.0(Server Message Block 1.0)の無効化がセキュリティ対策として注目されるようになりました。

 きちんとセキュリティ更新プログラムを適用していれば、必ずしもSMB 1.0を無効化しなくてもかまいませんが、そもそもSMB 1.0を使わないのであれば無効化しておくのも1つの選択です。

 [Windows の機能の有効化または無効化]から[SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート]を無効化すれば利用を停止できます。

 ただし、SMB 1.0は、古いNASなどとのファイル共有に使われているケースもあります。無効にしてしまうとNASにアクセスできなくなることなどもあるので注意しましょう。

「設定」の[アプリ]を開き、[アプリと機能]画面の下に表示されている[プログラムと機能]をクリック。左のメニューから[Windows の機能の有効化または無効化]を選択し、一覧の[SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート]を無効化する