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「IronPython 3」が登場 ~Python 3をターゲットにした初めてのIronPython

バージョンは「3.4.0-alpha1」

「IronPython」v3.4.0-alpha1

 「IronPython」の開発チームは4月20日(日本時間)、Python 3に準拠した「IronPython 3」を初めてリリースした。

 「IronPython」は、.NETと統合されたPython言語のオープンソース実装(ライセンスはApache License 2.0)。Python開発者が.NETの機能へアクセスしたり、.NET開発者が自分のアプリにPythonを組み込むときに有用で、Pythonでアプリの動作テストを記述したり、新しいアプリケーションをPythonで開発するためにも利用できる。

 執筆時現在、「IronPython」の最新版は昨年11月にリリースさされたv2.7.11だが、「Python 2」のサポートはすでに終了しており、「Python 3」に準拠したバージョンのリリースが待たれていた。

 今回リリースされた「IronPython 3」のバージョンは「3.4.0-alpha1」で、ターゲットは「Python 3.4」だ。このバージョンもすでにサポートを終えているが、「Python 3」であることには変わりはなく、新しい言語機能やライブラリ、Unicode化の恩恵を受けることができる。今後は最新のPythonへのキャッチアップに期待したい。

 「IronPython 3」は.NET Framework 4.6、.NET Core 2.1/3.1、.NET 5.0で動作する。.NET Core 2.1/3.1、.NET 5.0への対応期間は、.NETのサポートポリシーで定められているライフサイクルに従うとのこと。