3件の脆弱性を修正した「Wireshark 4.0.5」が公開

「Wireshark」v4.0.5が公開

　オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版「Wireshark 4.0.5」が、4月12日（協定世界時）に公開された。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

　今回修正されたセキュリティ関連の不具合は、以下の3件。

• wnpa-sec-2023-09：RPCoRDMA dissector crash
• wnpa-sec-2023-10：LISP dissector large loop
• wnpa-sec-2023-11：GQUIC dissector crash

　これら脆弱性は旧安定版「Wireshark 3.6」系統にも影響するとのこと。修正版の「Wireshark 3.6.13」が併せてリリースされている。

　「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットを採取し、情報をリアルタイムで表示したり、ログファイルを解析・調査できる。Windows版の対応OSはWindows 8.1/Server 2012以降で、現在公式サイト「wireshark.org」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。